劇場公開日 1953年11月3日

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「他人だからこそ情を交わす」東京物語 リコさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 他人だからこそ情を交わす

2025年9月14日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

知的

癒される

実の息子、娘の関係と義理の嫁(亡くなった息子の嫁)との関係を笠智衆と原節子が情を交わしながら(親子の情)前向きに生きていく姿勢が美しく仄々と描かれた作品である。今、観ても両者演じる父と息子の嫁は、当時にしてはとてもストイックな生き方をしている様に思えるが、現代では当に理想的な生き方に思える。
【家族】を描き続けた小津安二郎ならではの視点が伺われる作品ではないだろうか。

リコ
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