劇場公開日 1953年11月3日

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「人生の哀歓‼️」東京物語 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5人生の哀歓‼️

2024年5月16日
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泣ける

悲しい

幸せ

小津安二郎監督が「家族制度の崩壊」を描いた最高傑作⁉️私的には違うけど‼️子供たちの家を訪れた老夫婦が、次第に(誰も口にしないが)お荷物的な存在となっている自分たちに気づき、故郷へ帰る。しかし母が急死、今度は子供たちがやって来るが、忙しさを理由にすぐ東京へ帰ってしまう。最後まで残ったのは戦死した次男の嫁だった・・・‼️という、ただそれだけのシンプルな話‼️そんなシンプルな話の中に、小津監督は「一生懸命育てたのに、子供たちもあてにはならない」という現代にも通じる家族のあり方を描いていますよね‼️ハリウッド映画にありがちな押し付けがましい感動ドラマとは違って、この作品には嘘臭いセンチメンタリズムは一切ナシ‼️小津監督得意の固定カメラで描かれる物語は残酷で無情なんですけど、どこかスタイリッシュでまったく古さを感じない‼️ホントに究極の家族映画ですよね‼️特にラストの尾道での笠智衆さんと原節子さんの会話のシーンは忘れられない名場面‼️出演者ではやはり長女に扮した杉村春子さんがピカイチ‼️その杉村春子さんの何気ないセリフ「お義姉さん、喪服どうする?」と電話をかける場面は、いつ観ても背筋に冷たいモノが走ってしまいます‼️

活動写真愛好家
りかさんのコメント
2024年5月26日

コメントありがとうございます😊
黒澤明監督も小津安二郎監督も日本🇯🇵の宝❣️世界中の監督が、篩と仰ぎ影響を受けられておられるとか。
韓国映画では恋愛モノ政治モノ犯罪モノにいいのがありますね。

小津作品、今観ても惹きつけられます。

りか
りかさんのコメント
2024年5月26日

古今東西共通するテーマ。監督が選ぶ世界一作品とか。
長男長女が癪に触って仕方ない本作。喪服のくだりも嫌になります。小津監督作品90年前のも現代と変わらない人々の様子に唖然とします。人間の本質は変わらないのですね。

りか