劇場公開日 1965年3月20日

「記録映画でも、芸術映画でもない中途半端な作品だと思う。」東京オリンピック マサシさんの映画レビュー(感想・評価)

記録映画でも、芸術映画でもない中途半端な作品だと思う。

2022年4月27日
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鑑賞方法:VOD

画面をトレミングしすぎている。また、カットしすぎ。競技している映像に関係ない映像が挿入されている。だから、状況がつかめず、緊迫感が伝わってこない。見ていて、イライラする。
小学三年生の時、近くの公園で野外映画を、いやいや見せられた。チャスラフスカさんの体操くらいで、何も覚えていない。運動会が嫌いだったので、でっかい運動会が始まったと苦痛に感じた。だから『つまらない』って周りのみんなに話していたのを思い出す。親父が『ビルマの竪琴』の監督だから『面白いはずた』と言っていたが、面白くなかったので、この頃から親父の話は信用できなくなり始めていた。『ビルマの竪琴』も面白くなかった。近日中にレニ・リーフェンシュタールの民族の祭典を見てみようと思う。
東京オリンピックは単純な国威発揚の映画ではない。なぜなら、国威発揚を出来ない位、日本は弱かったから。もっとも、それでも、国威発揚させようとこの映画は努力はしているが。さてドイツはどうだろう。
追伸 選手が食事中『コーク』を飲む場面があるが、サブリミナル効果があるものと思う。その効果ではないが、この頃からコークの広告が増えたと記憶する。僕もこの頃初めて飲んで、衝撃を受けた。しかし、我が親父には飲ませてもらえなかった。『あんなもの不良が飲むんだ』って言っていた。親父はコカインが入っていると思っていたらしい。ヒロポンで身を滅ぼした仲間の事も良く話していた。
さて、オリンピックを平和の祭典って言うが、1964年と言えば『公民権法』が制定されて、アメリカは黒人を徴兵出来るようになり『トンキン湾事件』が起こる年。つまり、アメリカがベトナム戦争を過激化させる年。平和なんかじゃない。

マサシ