「市川崑はすごいな」東京オリンピック talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
市川崑はすごいな
ナレーションがクールでよかったです。笑える箇所も沢山ありました(脚本は谷川俊太郎さん)。レニ・リーフェンシュタールによるベルリンオリンピック映画よりも、リラックス感があり距離を置いて記録している感じに好感がもてました。
私はスポーツ鑑賞に関心がありません。今回(2021)も同様です。ただオリンピック開会式の選手入場だけは初めて見ました。皆にこやかでスマホ片手に自由な入場風景でした。兵隊みたいな行進でないんだ!いつからそうなったんだろう?入場が国名の五十音順だったのも新鮮でした。
スポーツ鑑賞に興味がないからテレビのスポーツ放送も新聞のスポーツ欄も見ません。だからオリンピックも見ません。昔からずっとそうです。でもスポーツが嫌いな訳ではありません。下手ではあってもスポーツをする気持ちよさは知っています。ボクシング、シュノーケリング、泳ぐ、スキー!コロナが落ちついたらしたいです。
色んな種目で世界選手権がある今、オリンピックをする意味はどこにあるんだろう?パラはしばらく続けてほしいと思います。「しばらく」の意味はパラもいつか今のオリンピックみたいになってしまうだろうからです。「スポーツ」を掲げればなんでも許されると思っている雰囲気に私は怒りと呆れしかありません。
世の中の人全員がオリンピックなりスポーツを見る・するのが好きという訳ではありません。オリンピックやって学校の運動会ができないのは変だ、悲しいという意見を聞いたり読んだりします。でも、運動会が嫌いな子どもだっています。勉強や学校が嫌いな子がいるように。学校の先生はそれでなくても忙しくてストレスフルなので行事関連は減らすべきです。
その代わり、子どもも大人も年配の人も失業中の人も学生もリハビリ中の人も子育て中の人も誰でも、何歳になっても、安価で気軽に運動できる設備と仕組みができるといいのにと思います。ドイツ各地に沢山ある地元中心型のスポーツクラブ(提供されているのはスポーツだけではない)はうまく機能していると思います。日本では社会人になった途端にスポーツを楽しむ機会がなくなります。それがとても残念です。
おまけ
この映画のスタッフはすごい。撮影に宮川一夫、監修の一人に田畑政治!カッパのまあちゃーん!阿部サダヲの顔がうかんでしまう。ここだけちょっとミーハー!
映画を見てから時間がたって加筆しながらやっと書けた。関心ないから何書いていいかわからなかったから。でも今はわかる。映画のレビューになってないけれど。
(2021.8.)