天と地とのレビュー・感想・評価
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ロケのスケールだなあ
そうか、カナダロケか? これだけの馬とエキストラなので中国かと思った。角川春樹の腕力でこのロケを成功させたのは立派。戦陣のスケールとローアングルも使った騎馬戦のカットは良かった。
ただ肝心のストーリは弱いし、いまいち残らない。メインキャストの迷走があって、謙信のカリスマ性と孤独が伝わらない感じ。榎木さんだから悪いというわけでなく、違ったキャスティングができなかったのかなあ。津川さんの信玄に負けている感じ。
女性騎馬隊が戦場で先陣? これ本当なら、勉強不足でした。
なぜ劇場に行ったのか謎
しいて言えば、選択肢の中にギリギリ残っていて、時間がちょうど合ったとしか言いようがない。小室哲哉のボーカルを聴くことが出来る奇跡の主題歌。実にねっとりとささくれを刺激してくれるサウンド。
主演の交代劇も話題になりました。確か渡辺謙が主役で撮影が進んでいるときに、健康上の理由で降板になったのちに榎木孝明に白羽の矢が立った展開だったと記憶している。
さらに、なぜだか角川映画のプロデューサーとして名を馳せていた角川春樹が、集大成として、メガホンも執るという不思議な成り行きで、何か釈然としないものを感じさせた。
肝心の映画の出来は、様式美を追求したような美しい映像にこだわるあまりに、物語としての面白みに欠けていたと思います。重厚感だけは画面から伝わってくる映画で、かなりの予算も使って宣伝展開も派手だった割には、低い評価に留まった。残念な作品でした。
のんびりと合戦していました。
津川雅彦は変わらないな
まるで傑作絵画を切り取ったような素晴らしい構図の数々
一騎打ち好みの上杉謙信
いまいち消化不良
この夏、赤と黒とのエクスタシー
角川が描く伝説の川中島の戦い!
メディアリミックスの代表的失敗作
画面で生きる役者や合戦の描写はいいのに脚本が残念で台無しに。
序盤
笛の音が聞こえるシーンで
この先女性との邂逅があったらベタでつまらない展開になるだろうと思っていたら案の定その通りになって失望した。
この映画で女性が絡むシーンは画面に無駄に花を持たせようとしただけのようで、冗長でつまらなく眠くなった。
脚本も内容を詰め込み過ぎて話が飛び過ぎ。
どうせなら川中島合戦以外を省いて徹底的にこの周辺の人物描写に力を入れたほうがよかったのでは?
終わりも宇佐美との決戦と、武田との一騎打ちを演出して舞台を高揚させようとしているが、作為的過ぎて逆効果。
思わず素人が書いた脚本と演出に思えてしまった。
天と地とは大河ドラマという尺だから良い。
映画にするものではない。
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