「【マンハッタンに住む黒人の血を引く三兄妹の肌の色からくる、疎外感や様々な葛藤を、ナント即興演出で描いた作品。今作の製作年は1959年である。それだけで、意義がある作品でもある。】」アメリカの影 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【マンハッタンに住む黒人の血を引く三兄妹の肌の色からくる、疎外感や様々な葛藤を、ナント即興演出で描いた作品。今作の製作年は1959年である。それだけで、意義がある作品でもある。】
ー ラスト直前にテロップで”この作品は即興演出で製作した”と出て驚いた作品。-
■黒人の血を引く、長兄のヒュー、弟・ベン、妹・レリア。
兄のヒューは完全な黒人であるが、2人の弟妹の肌は白人のようだった。
ある時、レリアはパーティで出会った白人青年・トニーに体を許す。
しかし、トニーはレリアが黒人の血を引いていることを知る。
◆感想
・分かりやすい黒人蔑視を、リアリティ溢れるムードの中描いた作品である。
・長兄のヒューはクラブで歌手をしているが、白人たちの対応は冷たい。
ー 拍手一つしない。-
・レリアは作家だが、謂れの無い中傷を受けたり、トニーと寝るも彼はレリアの生い立ちを知り、身を引く。
<このようなテーマの作品は、近年多数公開されているが、今作の製作年は1959年である。それだけで、意義がある作品であるし、即興演出って、どうやって映画を撮ったのだろう、ジョン・カサヴェテス監督。初監督作という事にも驚く作品である。>
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