2/デュオ
劇場公開日:1997年8月2日
解説
ひと組の恋人の微妙な心模様を描いたドラマ。監督は「はなされるGANG」で85年度のぴあフィルムフェスティバルに入選した諏訪敦彦。8度にも渡る推敲を重ねた脚本を捨て、セリフや動きを全て現場で役者の即興芝居に任せた斬新な手法で、初の劇場用映画となるこの作品を完成させた。撮影は「明るい場所」の田村正毅。主演は「FLIRT」の柳愛里と「セラフィムの夜」の西島秀俊。
1997年製作/90分/日本
配給:ビターズ・エンド
劇場公開日:1997年8月2日
ストーリー
ブティックで働く優は、売れない俳優の圭を支えながら同棲生活をしている。ある日、圭が優にプロポーズをした。優は圭の真意が知りたくてならないが、圭は夢のような結婚生活を空想するばかりで訳を聞かせてくれない。そんなちょっとした心の行き違いから、ふたりの関係は均衡を崩してしまった。圭は感情に任せて暴力的になり、優は精神を病んでいく。そして、ついに優が圭の前から姿を消してしまった。圭は懸命に彼女の行方を探したが、とうとう見つけることができなかった。それからしばらくして、就職した圭は偶然に優を見つける。彼女は町工場で働きながら、安アパートでひとり暮らしをしていた。圭はふたりの関係を修復しようと迫るが、優はそれを断る。優との関係をあきらめ、圭は優と暮らしたアパートを引き払うことを決めた。そんなある日、荷物を整理していた圭の元に、優がふらりと戻ってくる。