「加藤保憲VS辰宮雪子 ファイナル・ウォーズ」帝都大戦 syu32さんの映画レビュー(感想・評価)
加藤保憲VS辰宮雪子 ファイナル・ウォーズ
クリックして本文を読む
「帝都物語」シリーズ第2作。
Amazonプライム・ビデオで鑑賞。
原作は未読です。
時は太平洋戦争末期。
連合国側の最高指導者たちを霊力で呪い殺そうとする軍部が着々と準備を進める中、魔人・加藤保憲(嶋田久作)が復活。再び帝都壊滅を狙って暗躍を開始しました。
平将門の末裔・辰宮家の生き残りである女性・雪子(南果歩)と、呪術者・観阿弥(丹波哲郎)の従者にして超能力者の中村雄昴(加藤雅也)は互いに惹かれ合いながら、加藤の野望を阻止するため、最後の決戦へと赴く―。
前作から作風をガラリと変え、単純明快なストーリーになった分魅力が半減したような気がしました。複雑怪奇の横溢が本来の持ち味のような…。
それはさておき、サイキック・バトルに焦点を置いたことで娯楽性が一層高められ、肩の力を抜いて非常にライトな気持ちで観ることができました。
加藤の念動力で体がネジ切られたり(その上で錯乱した仲間からめったやたらと銃撃されてしまうという悲惨さ(笑))、ギロチンで頭を飛ばされたり…残酷描写が前作よりもストレートで個人的にはかなりの好ポイント(笑)
でもやはり、当時の日本映画のVFXの限界なのか迫力があまり感じられず、超能力対決も主に波動のぶつけ合いで派手さが欠けていたこともあってか、イマイチ気持ちが乗りませんでした。そこら辺は前作の方が健闘していたかも…。
【余談】
主題歌はジャニス・イアン(笑)
コメントする