劇場公開日 1970年1月31日

「『地の群れ』を知って、こういう話こそ現代の日本で映画にすべきではないかと思ったが、この作品を観て、それは甘いし浅い考えだ(だって絶対無理!)と認識したほど衝撃的。」地の群れ もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5『地の群れ』を知って、こういう話こそ現代の日本で映画にすべきではないかと思ったが、この作品を観て、それは甘いし浅い考えだ(だって絶対無理!)と認識したほど衝撃的。

2022年5月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

(原作未読)①当時(1969年)でも映画化は困難だった様だ。何せ熊井啓監督が私財をなげうって製作費に充てたとの事。確かにこんな儲かりそうもない問題作は誰も作りそうにない。②『地の群れ』の原作は廃版になっている様で、amazonで検索しても一番安い中古本でも数千円するので購入は諦めた。せめて映画化したものを観ようと調べたらamazon prime videoで配信していたので鑑賞した次第。③(大平洋)戦争中~戦後の回想シーンを織り混ぜながら、朝鮮戦争後の米海軍基地のある佐世保を舞台に、被爆者問題(及び長崎原爆)・被差別部落問題・在日朝鮮人問題を扱った本作、なるべく問題提起・政治色は避けてレビューしたい。④

もーさん