劇場公開日 1964年7月1日

血とダイヤモンドのレビュー・感想・評価

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4.0フィルムノワールの時代に展開される邦画版レザボア・ドッグス!!  強欲に憑りつかれた男女の血と汗に塗れた騙し合いが男同士の友情に...なBL映画

2023年1月31日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 神戸税関から盗み出されたダイヤの原石を巡って、強奪犯一味とその対立ギャング団、さらにはそのダイヤの保険会社や漁夫の利を狙う私立探偵、そして彼らを一網打尽にしようとする警察の思惑が複雑に絡み合うクライムスリラーです。  刻一刻と変化する状況とパワーバランスに応じて狡猾に立ち回る強欲なキャラクター達の心理戦は手に汗握りますが、ラストにかけては二人の男のほろ苦い友情物語に帰結し、ビターな中にもどこかハートフルな印象も残す秀作でした。  主演の宝田明さんをはじめとして、水野久美さん、志村喬さんといった当時の東宝特撮映画のファンにはおなじみのスターに加え、佐藤允さん、夏木陽介さん、藤木悠さんといった個性派の二枚目俳優も挙って参加しており、作品全体のハードボイルドな印象をより濃くしています。  理と人情に生きる任侠の世界でもなく、悠々と悪が勝利するピカレスクロマンでもなく、どちらにも振り切れない小市民的小悪党がローリスク・ノーリターンで死闘を生き延びて次の獲物を探すラストはこの時代の作品としてはなかなかに珍しい味わいかも。

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O次郎(平日はサラリーマン、休日はアマチュア劇団員)

3.0面白い犯罪映画

2022年12月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ダイヤモンドの原石を盗むが、一人(佐藤允)が撃たれて負傷する。 一味は隠れ家に逃げ込むが、一枚岩ではなさそう。 治療のため医者(志村喬)を拉致してくる。 盗みを指示したグループや、保険調査員が絡んできて、混迷を深める。 タランティーノが好きそうな犯罪映画だ。

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いやよセブン