劇場公開日 1984年12月15日

「劇中劇と物語、薬師丸さんのキャリアが交じりあって」Wの悲劇 ねこたまさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5劇中劇と物語、薬師丸さんのキャリアが交じりあって

2025年5月18日
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鑑賞方法:映画館

知的

斬新

薬師丸ひろ子さんが休業から復帰して第4作目。
薬師丸さんの角川映画への最後の出演作品でもあります。
未見でしたけれど、中々良かったです。

序盤は、「探偵物語」の時とあまり変わらない稚拙とも思える薬師丸さんの演技なのだけれど、映画の役の女優としての成長と平行して、薬師丸さん本人の演技も急速に成長していったような強い印象がありました。
これは、演技力なのか。それとも、本当の成長なのか。
劇中劇と映画の物語、そして薬師丸さん本人のキャリアが交じりあって、映画全体に不可思議な深みを感じました。

相手役の世良公則さんの抑え気味の演技も良かったです。

主題歌の「Wの悲劇」は、音域が広くて凄く難しい曲だと思います。
それまで、アイドルとして比較的歌い易い曲を与えられてきた薬師丸さんが、歌唱力を正当に評価されて挑んだ曲なのかもしれません。

観て良かった。
中々の名作だと思いました。

ねこたま
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