太平洋の地獄のレビュー・感想・評価
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映画ファンにとってはパラダイス‼️
南海の孤島に漂着した日本軍兵士とアメリカ軍兵士‼️二人の人間模様を綴る異色の戦争映画ですね‼️リー・マーヴィンと三船さんというキャスティングがこれ最強‼️最初は飲料水や食料を求めて徹底的に争う‼️でも勝ち負けはあまり意味がない‼️仕方なく協力して筏を作るうちに友情を感じるようになる‼️お互いの会話は日本語と英語なのでまったく噛み合わず、今作ではセリフもあまり意味がない‼️今作のキモは迫力ある二人の演技の激突‼️特に三船さん‼️マーヴィンを追い出すために島中煙だらけにする三船さんの迫力は、サスガは "世界のミフネ"‼️この野性的な荒々しい演技は三船さんの独壇場ですね‼️「対立は破壊しか生まない」というテーマが重くのしかかる傑作ですね‼️ホントに素晴らしい‼️
太平洋ふたりぼっち
南太平洋の孤島に日本兵とアメリカ兵が漂着した。魚を採り、水を溜め、サバイバル精神に溢れていた日本兵三船と、敵対心を剥き出しにするアメリカ兵リー。ジャングルへと逃げ込んだリーに対して三船は火を放って燻りだそうと試みる。さらに水を求めて、小さな争いが繰り返す二人だったが。
言葉の通じない二人。お互いその言葉を理解しようともしない。威圧的な態度によって捕虜にしたり、捕虜にされたりと力のバランスも見事に描いている。しかし、殺してしまおうという考えは双方とも持っていないし、中では一方的に料理させようとするリーが面白い。
そんな一進一退の二人の関係も、このままでは死ぬのを待つだけだという気持ちが通じ、筏を作って近くにあるはずの大きな島を目指すことになったのだ。後半はこの無謀とも思える筏での漂流、海上サバイバル映画と変化し、何度も苦難を乗り越えて島に到着する展開だ。
筏の移動とか、かなり金がかかっていそうな雰囲気。言葉が全く通じないことを徹底していたりするのもいい。筏作りからは友情も芽生え、到着した島は日米どちらが占拠しているのかとワクワクさせられる終盤なのです。シュールなエンディングにも驚愕!ちなみにこのページにある“あらすじ”は全く違います。
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