「遂に怪獣は大空にも進出し、怪獣映画の黄金期到来!」空の大怪獣ラドン 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
遂に怪獣は大空にも進出し、怪獣映画の黄金期到来!
空飛ぶ怪獣の代表“ラドン”が初登場。
と同時に日本初のカラー怪獣映画。時に1956年。
とにかくこの映画、怪獣映画=子供が見る物、と思ってる輩に見せてやりたい。
序盤の記憶喪失になった炭鉱夫のドラマは大人の映画の雰囲気漂い(佐原健二熱演!)、炭鉱の中で古代の巨大トンボの幼虫=メガヌロンが襲撃するシーンはサスペンスたっぷり。
そしていよいよ炭鉱を飛び出し、ラドン登場。
大空を我が物顔で飛行する姿はまさしく“空の大怪獣”で、爽快感すら覚えると共に、怪獣映画の黄金期到来を高らかに謳い上げた。
町を襲撃し、瓦一つ一つが吹き飛ぶシーンには、円谷英二の特撮演出の強いこだわりを感じる。
円谷特撮演出が冴える時、いつもそこには伊福部音楽があり、ラドンと航空機のドッグファイトシーンに流れるマーチ曲“ラドン追撃せよ”は高揚感満点。
ラスト、雄と牝のラドンが力尽き、噴火する阿蘇山の火口に落ちていくシーンは、ピアノ線が切れてしまったハプニング。
でもお陰で悲壮感漂う名シーンが生まれた。
災い転じて福となり。
あの場面はピアノ線が切れたハプニングなんですね。悲壮感溢れる名場面でした。ラドンが生まれた原因に核実験の話題が出ていましたが、好きで生まれたわけでもないのにあのような目に遭うラドンたちがかわいそうに思えました。
西肥バスや産交バスといった、現存の会社のバスが走っていたのも印象に残りました。
近大さん、コメントありがとうございます。
来年に向けて期待が高まるばかりですね!
シルエットだけのキングギドラの全体像が気になりますし、ミリー・ボビー・ブラウンがモスラと交信する役割を担っているのでしょうか? 草薙浅黄みたいな感じなんですかね?
モスラの目がすこし鳥みたいな印象ですね。
興味が尽きませんね! これからどんどん新しい予告編なり情報が公開されることを祈ります。
伊福部サウンドがアレンジされて使用されるというのにも嬉しさを噛み締めているところです(笑)