劇場公開日 1961年10月8日

「制作時の世界終末時計は2分前だったらしい」世界大戦争 ジョン・ドゥさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5制作時の世界終末時計は2分前だったらしい

2025年5月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

サ〇エさんみたいな家族の生活を主軸に核戦争で世界が終わるまでを描いた話。
機械の故障など些細な事故が戦争の引き金になりかねない、核兵器で武装し対立する二つの派閥でも末端の兵士は戦争を忌避したいなど良い描写があるのに、最後の戦争勃発の原因とか全面核戦争に至った経緯が無いため少々唐突に感じモヤモヤした。
世界各国の都市が核爆発で破壊される特撮シーンは売りの一つなのだろうが、むしろ無い方が(家族の食事中に画面が真っ白になって終わるとか)余韻があってよかったようにも思う。
高度成長期の日本とか東西冷戦の雰囲気を感じられる作品。

ジョン・ドゥ