セーラー服と機関銃のレビュー・感想・評価
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カ・イ・カ・ン・・・‼️
わが思い出の角川映画の一本なんですが、改めて観直すと不思議な映画ですね‼️ひょんなことから組員4人の弱小ヤクザ一家の組長を継ぐことになってしまった女子高生の星泉が、ヘロインをめぐる抗争に巻き込まれ、地下室に監禁されて、マシンガンを乱射する快感にしびれ、少女から大人へと成長していく物語です‼️長回しを多用した相米監督の演出もさることながら、やはり薬師丸ひろ子さんですね‼️カリメロカットも愛らしい彼女が思春期特有の揺れや戸惑いを体現、機関銃を撃ち終えた後につぶやくセリフ「カ・イ・カ・ン・・・」も印象的‼️「さよならは別れの言葉じゃなくーてーっ♪」という主題歌もいつまでも耳に残ってます‼️
やっぱ ひろ子ちゃん
♪こーのままー 何時間でもー 抱いていたいけどー
ある日突然、ヤクザの組長になる女子高生のお話。原作は大人気だった赤川次郎。角川三人娘(薬師丸ひろ子・原田知世・渡辺典子)映画に赤川作品が多かった。
公開当時、新宿だったかなー、小学生だった私は父親に連れて行ってもらい、薬師丸ひろ子のデビュー作「野生の証明」と二本立てで鑑賞。
濡れ場などもあるし内容的に小学生が?という感じだが、当時ひろ子ちゃんは超大人気女優で、大ファンだったのである。今ならPG12だろうか。
ツンと生意気で気の強そうな顔、長回しの機関銃乱射シーンでの名ゼリフ「カ・イ・カ・ン」、赤い口紅で渡瀬さんにキス、ラストのセーラー服にハイヒールでクルクル回るシーンなど、名場面がいっぱい。
何と言っても、大人になってから知って衝撃だったのは、ひろ子の同級生の取り巻き男子3人組の一人が光石研さんだったこと。
柳沢慎吾はもう有名だった気がするが、当時は光石さんを知らずに見ていたから、後でとても驚いた。
長澤まさみ、橋本環奈版も作られたけど、やっぱりひろ子ちゃんでしょう。
破滅型アジア映画の元祖見たいな地雷映画。
ヒコを屋上で弔っている時に
吉田拓◯さんの「夏休み」をハーモニカで吹く場面がある。
この頃は吉田◯郎さんとかに少しだけハマった。大学の同級生の友人が好きだったので、つられて聞いた。
ポータブルカセットテープレコーダーに80年のヒット曲をベストで作って、この映画の表題曲や、「ルビ◯の指輪」とか吉◯拓郎さんの「り◯ご」とかを聞いていた。でも、やがて、バックグラウンドで流れる音楽に歌詞が付いているのは一元的で魅力が余りない事に気付く。それで、聞き出したのが、クラシック音楽である。ベートーヴェンの「田園」とかパガニーニーのバイオリン協奏曲とか、どこでもついて回ってくれた。ポータブルカセットテープレコーダーで、映画見ている時以外は音楽を聞いた。歌詞の無いインストゥルメンタルな曲はクラシック、JAZZ、に関係なく、受け入れる事が出来た。
この映画はレンタルビデオと言う業界が大々的に登場する前に、違法のビデオショップとして見た最初の映画。
戦国自衛隊、お葬式、時をかける少女、たんぽぽと暫く、日本映画にハマっていた時期でもある。
この5年後、岡◯有希子さんの事件で全てが妄想と思い知る。
この主題歌を聞くと、僕自身のモラトリアムな時間の終わりを告げてくれる。あー、若かったなぁ。
日本映画には、
直ぐに飽きるが。◯リータ◯コンプレックスな映画。
最期の場面は「傷だらけ◯天使」そのもの。リスペクトだろうね。
か・ん・ぺ・き!
と、何度かTVで見てたけど、今回はwowow放送の完璧版。19分ほど長い、131分。
長澤まさみと堤真一が出演するTV版ドラマが始まった。「か・い・か・ん」という流行語も生み出した本作であるが、序盤に出てくる「あ・そ・こ」もいい!(校門に黒ずくめの男たちが並んでる方を指さして)。
松の木組との抗争が悪化したと思われる中、機関銃を撃ちこまれたり、組員の一人が殺されたり、4代目となった泉が単身乗り込んだり・・・普通の女の子が簡単に復讐心を持つようになるには展開が安直すぎる。
序盤では滑りすぎのギャグ満載で徐々にシリアスになっていく。風祭ゆきと渡瀬恒彦の濃密なセックスシーン、三國連太郎の両足のない姿、コンクリ詰めにされそうになったり地雷の上で拷問される薬師丸ひろ子、見所はあるのですが、何にも面白くない。真っ当なヤクザだと正当化されるという描き方も何のことやら・・・所詮はアイドル映画だったってことかな。
ただ、この後の相米監督は徐々に上手さを発揮していくんだな~と感じられるショットは結構多い。
薬師丸ひろ子の初々しさが光る作品
以前TSUTAYAでレンタルして見た作品
橋本環奈編は未視聴です。
今では大女優の薬師丸ひろ子が17歳の頃に撮影された作品だそうで、高倉健と共演した"野生の証明"撮影当時の14歳の頃よりも演技や可愛さに光るものと初々しさがあります。
やはり歌向きの声なのもありますが、元々の地声も可愛いです。
不慮の事故で亡くなった暴力団組長の父親の代わりに星泉が組長に就任し活躍するお話ですが、組の優しいお姉さんのような接し方が見ていて幸せになれる話。
未だに脇役の同級生の2人・ヒコ・渡瀬恒彦演じる佐久間というキャラクターが未だに印象に残っていて懐かしくなります。
当時は今とは違い規制が緩かったため、敵対する組幹部が星泉を襲うシーンもありますがこれはご愛嬌。
組は壊滅し社会復帰した佐久間も不慮の事故で亡くなってしまい、決してハッピーエンドではないですがストーリーや登場人物含めて懐かしさや薬師丸ひろ子の演技が見ていて楽しさを感じます。
最後の佐久間とのファーストキスのシーンは圧巻です
やはり可愛くて素敵
タイトルなし(ネタバレ)
この作品に関しては例のあのシーンしか知りませんが 笑、この度なんと地上波で放送とのことでようやく見ることに。
当たり前ですが役者の皆さんが若い 笑。特に主演の薬師丸ひろ子さんが初々しく、その他にも同級生役に柳沢慎吾さんや光石研さんなどの大御所さんが多数出演など、今考えるとちょっとした驚きのキャスト陣です。
ですが皆さん演技面に関しては当然ですがぎこちない 笑。
ストーリーも極道×セーラー女子高生という異色ながら興味をそそられる内容。流れとしては主人公が極道の後継者問題に巻き込まれる中で組同士の争いに巻き込まれていくのですが、この際主人公が普通の女子高生にしては肝が座りすぎていたり、家族同然の組員を殺されているにも関わらず敵組織で優雅にお茶会のようなものに参加していたりと、正直違和感を感じる面が多く、終始ツッコミを入れながら見ていました。何故か突然ドレス姿になってたし 笑。
最後もあれだけ派手なことをしたにも関わらずすんなり日常生活に戻れている点もん?と思う点ではありました。
結末としても約束は叶わず周りの人間がほとんど死んで終わるというある意味バッドエンドで終わるのでスッキリはしなかったです。
大人の世界を覗いた少女のカ・イ・カ・ン
DVD(デジタル・リマスター版)で3回目の鑑賞。
原作は読了済み。
赤川次郎原作ならではのユーモア要素を極力排除し、星泉が遭遇する出来事を時に爽やかに、時に残酷な生々しさで描き出す。血生臭い抗争の渦中で奮闘する泉に惚れ惚れした。
薬師丸ひろ子の魅力が炸裂している。泉の少女から大人の女への脱皮を、様々な表情を見せながら繊細に演じていた。
渡瀬恒彦演じる佐久間との、疑似父娘のようであり恋人でもあるような関係に揺れる思春期の心の揺れも感じさせる。
相米慎二監督の妥協を許さぬ演出が登場人物たちの心情を詳らかにするのだ。実際撮影現場に漂っていただろうハンパ無い緊張感も画面から伝わり、こちらまで緊張してしまう。
連発されるワンカットの長回し。アイドル映画らしからぬロングショット。実験精神に満ちたアート系映画と言っても過言じゃないと思う。角川映画としては異質な作品だろう。
あまりにも有名なクライマックスも最高だった。泉がヘロインの瓶に向かって機関銃(実際は軽機関銃)をぶっ放し、放心状態の中で恍惚と呟く名ゼリフ―「カ・イ・カ・ン…」。
漂うエロさにゾクッとした。飴ガラスの破片が薬師丸ひろ子の頬を直撃して出血すると云うハプニングがありながらも、カメラを止めなかったことで生まれた屈指の名場面である。
大人の世界の醜いエゴや理不尽を、大人の階段を登り始めたばかりの少女が迸る衝動のままにぶち壊し、去っていく。
しかしそこにあるのは爽快感だけではない。寧ろ虚しさの方が勝つ。この世界に自分もいずれは身を投じてしまうから…
[以降の鑑賞記録]
2021/12/30:4K修復版(BSテレ東)
※修正(2025/04/13)
主演の薬師丸ひろ子の観賞用映画
酷い内容でした。 女子高校生がやくざの組長になって、 やくざどうしの抗争に巻き込まれるはなしです。 全体的に冗長かつ意味不明で、 みていて呆れる場面が非常に多かったです。 なぜ校門の前で やくざが整列していたのでしょうか? なぜ [太っちょ] と呼ばれる人は両足を隠していたのでしょうか? 意味不明すぎます。
なぜこんな珍妙な映画が大ヒット作になったのか気になって調べましたが、 要するに [主演の薬師丸ひろ子の観賞用映画] でした。
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