劇場公開日 2005年6月18日

「経費で遠出するのにワクワク感が隠せない丹波哲郎がいい」砂の器 momokichiさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0経費で遠出するのにワクワク感が隠せない丹波哲郎がいい

2024年7月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

時間ができたので、ちゃんと観たことがなかった名作を観てみました。

結構脚本には無理があるなあ。汽車の中から、シャツを紙吹雪のように捨てる女、それに偶然居合わせた記者、その記事を偶然読んだ若い刑事、とか。う〜ん。

丹波哲郎が演じた今西刑事が好感。遠出するのが好き、経費で行くとソワソワする、手柄たてたい、でも独り占めはしない、涙もろい。。。めちゃくちゃ人臭いキャラ。これをクールな二枚目イメージの丹波哲郎が演じたからこそ、そこにギャップが生まれ、好感のもてる登場人物が出来上がった。

しかし、凄い役者達が出ていたんだなあ。
丹波哲郎、加藤剛、渥美清、緒方拳、加藤嘉、島田陽子、森田健作、、、。亡くなった元駐在さんが緒方拳だった時にはその豪勢さに驚いた。

クライマックスシーンが秀逸。
加藤剛の演奏シーンに合わせ、幼い頃から現在に至るまでの描写が展開される。音楽の盛り上がりと場面がシンクロする。斬新だ。

※島田陽子美しい。
※渥美清が演じる映画館の支配人は、寅さんに見えて仕方がない(笑

momokichi
KEIさんのコメント
2024年7月15日

momokichiさん、共感コメント有難うございます😊ラストの演出は素晴らしかったですよね

KEI