「カメダ‼️」砂の器 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)
カメダ‼️
野村芳太郎監督の松本清張原作の映画化としては「ゼロの焦点」「鬼畜」「疑惑」みたいな秀作がありますが、「張込み」と並ぶ最高作ではないでしょうか⁉️ただこの作品に関しては、山田洋次と橋本忍による脚本の力がかなり大きい‼️私は原作は未読なんですが、原作ではわずか数行の描写である、ハンセン病の親子の遍路の放浪の道行きが津軽、信州、北陸、山陰の美しく厳しい日本全国の四季の風物と共に映し出されるのがこの作品のハイライト‼️しかも捜査会議と大演奏会を合わせた三部構成にし、そこに重なる交響曲「宿命」の旋律が美しすぎて、ホント鳥肌モノです‼️津軽の寂れた浜辺で、打ち寄せる波が、宿命として親子二人にもおおいかぶさってくる‼️スゴいですよね‼️血のついた服をバラバラに刻んで、電車の窓からバラまく美しいシーンも印象に残ってますね‼️あと出演者に関しては、加藤嘉さん‼️私はこの人は生理的に苦手なんですが、「わしゃあ、知らん」と言い切った時の演技は切なすぎる名演でした‼️とにかく、この作品は、市川崑監督の「悪魔の手毬唄」と並ぶ日本ミステリー映画の二大至宝‼️多くの方々に観ていただきたいですね‼️
返信お気遣いありがとうございます😊70年代は映像技術向上してましたが多分VFXもCGも無かったのでかえってリアル、同感です。愛のコリーダなんて明らかにリアル・・・。映像の鬼大島渚さんすごいですね。朝まで生テレビ思い出しました。田原さんは健在なのが奇跡的。70年代はおせっかいで濃厚だけどリアル。今の 行儀が良いけど、当たり障り無しと比較です。
ご返信お気遣いありがとうございました。なんだかんだ言って松本清張でも野村芳太郎でも、山田洋次でもなく職人叩き上げの橋本忍の作品ですね。本作は。土台は清張さんですが、建物はほぼ、橋本忍です。私は貝になりたい はじめ印象深い 昭和を代表する脚本家でした。ありがとうございました😊
丹波哲郎の語り 無理をした老人の【しらねェ!】と前後で描写される緒方拳の善意の空転、その根拠となった手紙のやり取り 警視庁の捜査会議 最後は暑苦しい刑事どもが下を向いていました
コンサート会場で何かを思って演奏してる和賀英良。 迫る逮捕状。最高でした暑苦しくジメジメで閉鎖的な日本。
橋本忍の一世一代の作品ですね。松本清張さんごめんなさいね🙏。