人生劇場(1964)のレビュー・感想・評価
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主人公の高橋英樹や彼の早大学友たちに魅力を覚えず、かなり退屈であった
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舛田利雄 監督による1964年製作(105分)の日本映画
配給:日活
自分には馴染みは全くなかったが戦前の大ベストセラー小説で、何度も映画化されている人気作品ということだが、個人的には、いきがっているバンカラ風早大生達がかなり子供じみていて、どうにも好きになれなかった。そうではないと思うが、エリート臭プンプンで青臭い側面もある1950年代末の学生運動を、映画を通して茶化しているのかとまで思ってしまった。
若き高橋英樹は予想以上に凄くハンサムで、良い素材とは思ったが、主役としての魅力は殆ど感じなかった。相手役、水谷八重子も可愛げもないし、いじらしくもない。父親の子分役宍戸錠の方が印象に残った。幼馴染の松原智恵子が美しく何時主人公に絡んでくるのかと楽しみに待っていたが、結局登場はごく僅かで終わってしまった。
監督舛田利雄、脚色棚田吾郎、原作尾崎士郎、企画柳川武夫、撮影間宮義雄、美術松山崇、音楽伊部晴美、録音福島信雅、照明藤林甲、編集辻井正則、スチール井本俊康
出演
高橋英樹青成瓢吉、島村徹少年時代、水谷八重子お袖、平田大三郎夏村大蔵、滝沢修青成瓢太郎、高野由美おみね、宍戸錠吉良常、松原智恵子おりん、山岡久乃おりんの母、加藤嘉蒟蒻和、小泉郁之助夏村の父、浜村純黒馬先生。
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