新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君にのレビュー・感想・評価
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望みあるとしても
我、思う故に、我あり。
然らば、我、思わざれば、我無し?。
残念ながら、否。どんなに世界を否定しても、どんなに自己を否定しても、否定したがる意思の存在は、否定できない。
そんな負のスパイラルから、何か見い出そうとしたことある方、手、挙げて。
自分の好きなもの、自分を傷つけないものだけに囲まれて、暮らしたいですね。あとの世界は、要らない。つまり、本編のラスト、気持ち悪りぃ世界こそ、シンちゃんが渇望する心象風景なのでしょう。ほとんどの方に拒否反応出たそうですが、私、未だに、シンクロ中。プラグが抜けません。そんな私の心の闇に、どす黒いライトアップしてくれた監督さんの心の裡は、どんなカラーかしら?。
踊るダメ人間こと、大槻ケンヂ氏ですが、若い頃、あるポルノ映画で、はらはらと、落涙したそうです。主人公の、余りにもみじめで、やるせない姿に、自分自身を見ているような気がしたからだそうです。
映画館の闇に包まれ、心の闇をスクリーンに映し出され、悶絶したがる変態さんが、私以外に、どれ程いるのか、知りたくもないですが、監督さん、これからもずっと、そんな、闇に集いし猛者達と、寄り添う覚悟なのか、あるいは見て笑っているのか、どちらですかね?。
一応、残酷な中二病のテーゼは、本編で完結。後年、4編からなるセルフリメイク開始。3編リリース。殊に3作目が、物議を醸し、今日に至る…で、合ってますかね。
いずれにせよ、何の予備知識も無く、初めて観た本編が、私のエヴァの原点です。これからエヴァる初心者さんも含め、みんな観てね。その後、筋肉少女帯の「望みあるとしても」、お聴きください。きっと何か、見いだせます。かなり、ヤバい、何かをね。
まごころって何?
ラストシーン、シンジはアスカに恐怖して首を絞めたというけれど、そうは見えない。
あれはシンジの意思表示ではないか?自分は嫌われ憎まれてもいい。相手も自分もわかり合えやしない。いつまでも生きながら死んだ様になっているアスカに、ただなにもできず受け身でいるより、どんな罰や後悔が待っていようとも、変化を求めて行動した。
相手の反応を求め、自分の意思で考えて、意を決して行動した、絶望的なコミュニケーション。
その諦めと絶望に死者同然だったアスカの右腕が反応する。
絶望だけが絶望した心を揺り動かせる。虚無な心の共有は友愛を生む。
一切利害のないところにすら友愛がある。それが人間で、シンジが戻ってきたのもその心があるから。自分には何もできず冷たく醜いと思い、それでも生きていこうとして行動したことの結果の意外さに、彼の魂からの嗚咽が漏れだす。
誰でも一度くらい似たことは無いだろうか。自分が知るより深く自分を見つめる他者の心への感動。シンジにもその瞬間が訪れた。
もう死者の表情でなくなったアスカ。感慨深げな表情。そしてシンジとの認識のズレ。シンジの行動は孤独な自分の心と通じる。でも、わかり合えはしない。
一つだけの目が動く。目の前のシンジという他者。その恐ろしく、醜い存在と、ほんの少し前の自分とは心が一つになった気がした。だから、
「気持ち悪い」
これが作者が描きだした、真心。利害も事情も感情すらもなくしても通じ合う人間の心はたしかにあるということ。たとえ分かり合えなくても。
首を絞めた碇シンジは作者そのもの。だとしたら、それに対して、視聴者である自分はどう応えられるだろうか?心の芯で、反応しているだろうか?
庵野秀明の頭の中を覗きたい。
※本レビューは「REVIVAL OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に」のページに投稿したレビューを再構成したものです。内容は殆ど同一となっております。ご了承下さいませ。
――
DVDで鑑賞。
テレビシリーズの最終回があられもない姿で、「こりゃあ、納得いかんわなぁ」と思える代物だし、本作がつくられて良かったな、と…。内容のことは度外視して、ですが…(笑)
「Air」はアクションたっぷりで、手に汗握る場面の連続でした。最後の敵がまさかの人間だなんて…と云う絶望感がハンパなかったです。次々に死んでいくネルフ本部の人々…。
不慮の事故でアスカの生おっぱいを見てしまい、それをオカズに自慰行為をしてしまったせいで、もっと病んでしまったシンジくんを救うために、ミサトさんが決死の突撃! “大人のキス”に痺れた男性多いのでは? さらに続く悲惨・凄惨な場面の数々に、シンジくんの精神は臨界点を突破し、ついに“サード・インパクト”が発動してしまいました。
「まごころを、君に」では、第弐拾六話よりは緻密になりはしたものの、再びシンジくんの精神世界での葛藤が描かれていきました。哲学的な問い、答えの出ない問い、蝕まれて行く私の脳髄…。正直頭痛くなりました。気分がとても沈みました。胸を掻きむしりたくなるような激情がこみ上げたかと思えば、すぐに虚ろな感傷へと持って行かれてしまったような、なんだか意味の分からない精神状態になりました…。
難解さは変わらず、全ての謎が解き明かされたのかそうでないのかもよく分からないまま、首を絞められて「気持ち悪っ」で終劇してしまうとは。呆気に取られました。どゆこと?
庵野秀明監督の頭の中を開いて見てみたい衝動に駆られました。どうやったらこんな発想が湧いて来るのか? もはや異次元です。自分なりの解釈を考えないと…。
※リライト(2021/03/14)
30分にまとめた方がいい
安直な結論しか出せない毛恥ずかしさを、
グロとエロと難解さで包み隠し、
「俺って天才だろ、頭いいだろ、凄いだろ、お前らには解らんだろ、それで良いんだよ、俺もわかんねーしw」と有頂天になっている
庵野監督の公開マスターベーションです。
こんなもんを高尚だと勘違いするのは、人生経験が浅いお子様だけだろう。
また、こんなもんを評価する人は、自分が新興宗教にハマる軽薄な人間だと自覚したほうがいい。
そして、こんなもんに救われたとか言う人は、自分が特別だと勘違いしている重症の中二病患者か、コミュ障か、ヒッキーか、ニートか、もしくはその全てか予備軍であると自覚したほうがいい。
健全な青少年には全く無用。
せめて30分にまとめたくれたら良かったね。
そしたら無駄な時間を減らせたのに。
「巷で評価されてるエヴァだから、最後まで観たらなにか楽しめるかも」と刷り込まれ、損切りできなかった私の負けです(笑)
あー、無駄だった。
やりたいこと全部ごった煮映画
むしろ有害では
テレビシリーズでは、女性たちが少年を成長させるような感覚などで分かる感じがあったが、この作品だと異常性欲と分裂した妄想とSFを借りた暴力描写が流れるばかりのようで、何をどうしたいのか、そこまで難解にしながら異常のような性描写や暴力を見せて、むしろ有害さだけが残るような、そんなに作者たちは都会のストレスの中で異常をきたしたかというような、一体どこを評価して映画館に当時の人達は行ったのか。こういうものをわざわざ知的にいろいろ参照して評価しなくても済む。もっと幸福な人生は簡単なところにあって、わざわざ複雑にするから不幸なのだろう。正直に相手の首をしめて成長するようなところが本来の人間では無いだろう。評価できなかった。NHKBSプレミアムからの録画でみたと思うが、こういう選択をするNHKの教育番組が最近変な感じなのも関連があるのかも知れない。新たな世代に夢は無いんだな。どうなるんだろうか。
「旧エヴァ」?「本家エヴァ」じゃ!
約15年前に初めて観たときの衝撃(トラウマ?)はいまだに引きずっている気がします。
弐号機が暴れまわったり喰われたり、後半はみんな溶けたり実写が入ったり、「これマジか!?」ってなりました。
いや、フィクションなんでマジなわけないいんですが、それくらい取り込まれていました。
難解な話ですが、シンプルに言えば、好きな人を遠ざけて、楽しかったことまで全て嫌になってしまうという、僕たちがよくやってしまいがちなことを超脚色して書いてるだけなのではと感じました。
新劇場版によってブームが再燃しましたが、こちらを観ていないという人があまりにも多いというのは愕然としています。
旧エヴァ(この言い方も嫌だ)最高です!
000点
映画評価:評価不可
この作品を一度見ただけでは、評価を出来そうにありません
というのも、この作品は宗教の更に悟りの域の物語っぽくて、その聖域に踏み込めさえ出来ていないので
ただエヴァンゲリオンという宗教に入りたい訳でもない私には到底理解など出来ないのかもしれない
アニメ版から、とても神々しく宗教風の印象を受けた作品だったので、更にその先は…
内容としては鬱にもなりそうな程に深闇の様にも感じますが、実は逆のイメージなんじゃないかと感じました。
この作品とアニメ版を見てエヴァンゲリオンファンには到底なれる気がしませんが、このエヴァンゲリオンという作品の途方もない深さは感じる事が出来た気がします
また新劇場版を見たら、見に戻ろうと思います
【2015.12.5鑑賞】
救いようがない話です
アスカのシンジに対する狂おしい程の好意がわかります。
アスカの「あんたが全部私のものにならないのなら、私なにもいらない」
これはもう加持リョウジは父親としてで、異性としてシンジがやばいくらいに大好きで、そんな自分を見向きもしないシンジを同時に非難しています。愛憎ってやつです。
ラストがそれを象徴しているようです。
シンジに首を絞められても怖い顔をしながらでもあるがシンジの頬をやさしくなでる。愛憎そのものですね。
レイがリリスとしての記憶、シンジに纏わる記憶も全て思い出し、ゲンドウを拒絶しシンジの願いを叶えるのも見ものです。
発想が怖すぎて凄い
序、破と観るとまた見直したくなるのがエヴァシリーズ。(そしてまた長々と考察しちゃうw)
ただこの旧劇場版は観る前に一呼吸置いてしまう。
もうね怖いんです。w
怒り、悲しみ、苦しみ、狂気、変態性、嫌悪感作り手のそんな感情を感じるすごくエネルギーを使う映画なのです。
ただやっぱり映画としてはすごく高度なものだと思うし、その数々の発想の斬新さは笑っちゃうくらい凄いです。
歳を重ねる毎にエログロを芸術的だと思うようになってきたんですが、アニメでそれを感じたのはこの作品だけかも。
特に補完最中は何その発想…と引きつつ感心していましたw
アウトなのも多いですけどねw
心理描写にあてた25、26話に起きていたことを描いたエヴァンゲリオンのもうひとつの最終回。
おもうことがありすぎて、うまく言葉にできません。
善悪、幸不幸、子供大人、本能理性、欲求、生きるとは何か、人間って何か、そんなことを考えずにはいられなくなります。
こんなことを考えるのもまた人間だけ。
それすら驕りなのかもしれません。
わかりません。w
25、26話と交互に観てみるのも面白いです。
エヴァがより一層好きになりました(w´ω`)
エヴァの映画初めて見ましたw
やっぱり難しいですね…。笑
大人の方でも理解するのは難しいでしょうね(;´ω`)
高校生のボクの頭では、理解不能です。笑
でもエヴァンゲリオンが社会現象を起こした理由がわかった様な気がします(w・ω・)
ボクも今ではすっかり『エヴァファン』です(w´ω`w)笑
エヴァンゲリオンの第2の最終回だけあって、
捉え方は様々だと思います。
にしても…。
『怖い!!!』
エヴァンゲリオンがこれほどまで
怖いものとは思いませんでした…(; ̄□ ̄)
でも、もちろん怖いだけでなく
感動するとこもありました(w・ω・)b
ミサトさんのシーンは涙ものでした・・・。(泣)
『大人のキスよ。帰ってきたら続きをしましょ。』
ヤバイですょ(w・ω・)??
アニメはもちろんのこと…
映画もみたら、あなたもすっかり
『エヴァファン』になるでしょう(w´ω`)!!
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