「後半、今観てもよく分からない」新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に 零零2015さんの映画レビュー(感想・評価)
後半、今観てもよく分からない
リバイバル上映の月1エヴァ第二弾、映画館で本作を観るのは公開当時以来です。
前半は、熱く燃えるシーンが満載で、ここまでは観たかったエヴァンゲリオンでした。
後半の展開は、今観てもよく分かりません。
巨大な白い綾波、綾波と分身して少しだけ復活するカヲルくん、地上から空に浮かび上がるジオフロント、女性器をかたどった瞳に包まれた目玉に突き刺さる初号機。
公開当時から必死に考察本等を読みあさりましたが、映画の中の描写だけでは、その映像が示す行動の大半が理解できず、今回の鑑賞中も必死に意味を模索しましたが、今回、改めて映像だけで読み取ろうとしても、やはり未だに分からずじまいです。
公開当時の私にとって救いだったのは、ゲンドウの父親らしからぬ冷たさは、シンジを嫌っての事ではなかった事。そうだったのか・・・と少ししんみりした直後、初号機がゲンドウを食ってしまう。うそ!と当時はビックリしましたが、今でも少し引いてしまいます。父が憎くて殺したのか、精神を取り込んだという表現なのか、何のためにそうなったのか。
途中、実写映像の観客席と鏡あわせのようにしてこちらに問いかける「気持ちいいの?」の字幕。ちょっと不快な使われ方でしょうが、今となっては、あの客席の人たちにとって良い記念になったのではないでしょうか。
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