新宿酔いどれ番地 人斬り鉄
劇場公開日:1977年4月8日
解説
新宿と基地の町・福生を中心に、組織に牙をむくはみだしヤクザの凄絶な生きざまを描く。脚本は「横浜暗黒街 マシンガンの竜」の松田寛夫と「武闘拳 猛虎激殺!」の掛礼昌裕と「東京ディープスロート夫人」の小平裕の共同、監督は「新女囚さそり 701号」の小平裕、撮影は「河内のオッサンの唄」の中島芳男がそれぞれ担当。
1977年製作/87分/日本
配給:東映
劇場公開日:1977年4月8日
ストーリー
新宿・歌舞伎町の縄張り争いで、根岸組組長を殺害。十年振りにしゃ場に出てみて、自分のいた大門組の変貌ぶりに権藤鉄治は激怒。かつての仲間はそれぞれ治まっているが、愛人・春美は行方知れず。あれる鉄治に手を焼いた大門は、彼を福生へ助っ人として送る。鉄治とともに、元刑事や元ボクシングのチャンピオンや元レーサーも同行した。福生では、柳田組と対抗。血に飢えた狼のような鉄治の行動に、柳田組は色めきたち熾烈な縄張り争いが始まった。そんな最中、鉄治は春美と再会。春美は今は、柳田組の福生支部の幹部・竹内の情婦であった。さらに鉄治の行動は、横暴ぶりをエスカレートしていった。そして、鉄治はとうとう、竹内と春美を殺してしまった。ここに、福生は大門組のものとなった。鉄治の友人でもあり福生の支部長でもあった藤原は、組の命令により、鉄治の仲間を射殺してしまう。そして、そのことを知った鉄治は怒りくるい、藤原を射殺。そして、死ぬまぎわの藤原から、大門が春美を犯し、そのために春美が姿を消したことを知り、新宿にもどり、鉄治は、ひそかに大門をねらいついに殺してしまう。うす汚れた裏路地にうずくまる鉄治に、冷たい風とネオンの明りが無情に通り過ぎるのであった。
スタッフ・キャスト
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権藤鉄治菅原文太
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春美生田悦子
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西垣勝也青木義朗
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野呂次郎ジョージ高野
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石川昇舘ひろし
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松永数男にしきのあきら
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大門英作成田三樹夫
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五十嵐賢二川地民夫
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岩城正平八名信夫
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暮山守治関山耕司
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軍司佐藤晟也
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佐原土山登士幸
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大門組若衆A沢田浩二
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大門組若衆B幸英二
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大門組若衆C城春樹
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柳田欣二名和宏
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竹内俊光地井武男
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梅津藤山浩一
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尾形福中康治
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演歌師宮城健太郎
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高橋須賀良
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川崎高月忠
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西部通彦市川好朗
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根岸秀三伊達三郎
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飯島精市日尾孝司
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ジュンサリー
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レストランの荒くれ者A久地明
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レストランの荒くれ者B亀山達也
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レストランの荒くれ者C司裕介
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レストランのマネージャー山浦栄
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レストランのマスター大木晤郎
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バアのママ奈三恭子
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柳田組のチンピラ西本良二郎
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赤ちょうちんの親父コロムビア・トップ
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藤原安夫佐藤允