「3回目」仁義なき戦い 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
3回目
クリックして本文を読む
菅原文太さんの訃報で、映画秘宝の杉作J太郎さんの文章が素晴らしく、そのタイミングで午前十時の映画祭で上映されていたので見て来た。多分3回目で、1回目はストーリーの構成の悪さみたいなものが気になってあまり面白くなかった。2回目は特集ムックを読んで、場面場面の圧倒的な感じが楽しかった。3回目はコンディションに失敗してかなりうとうとしたのだが、景気のいいテーマ曲が掛かるショッキングな場面で目を覚ますのを繰り返しつつ見た。登場人物を大分把握できるようになってきた。
文太さんのあまりの人の好さで、つい人殺しをしたり服役したりする人生のままならない感じがよかった。松方弘樹がかっこよすぎて、おいしいとこ取りしすぎだったり、唇の赤すぎる金子信夫と奥さんの心底憎たらしいところも面白かった。
寝てしまったとは言えスクリーンで見れてよかった。そのうちまた見るだろう。
(追記)
4回目、DVDで見る。何度見ても面白いのは毎回ストーリーを追うのが大変で、忘れてしまうからだろうか。梅宮辰夫以外に似た人が二人いたような気がする。菅原文太が指を詰めたのに、金子信夫は特に気にせず政争の具にしていたのがひどい。松方弘樹が女のアパートで菅原文太に会って、文太が胸ポケットに手を入れた途端大変なビビりようで面白かった。
コメントする