「和製アメリカン・ニュー・シネマ」新幹線大爆破(1975) 肉ネ~ムさんの映画レビュー(感想・評価)
和製アメリカン・ニュー・シネマ
火事があまりに都合よく(悪く?)起こるのを除けば、けっこう自然な展開が興ざめを許さず楽しめた。ポイント切り替えやバイク激突、自爆シーンなど、見せ方が達者。警察の捜査は迅速で手際よく犯人を追いつめるが、詰めが甘くヤキモキイライラで制作側の思うつぼ。
犯人側の事情を情緒的に描いたうえでのラストはアメリカン・ニュー・シネマ的。邦画にも反映された当時の流行りが垣間見えるのも興味深い。
また想像以上に『スピード』してるが、新幹線だけにスピード感も『スピード』の上を行っていた。
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