次郎長と小天狗 殴り込み甲州路
劇場公開日:1962年9月22日
解説
村上元三原作“喧嘩笠”より「千姫と秀頼」の監督マキノ雅弘と「勢揃い関八州」の結束信二が共同で脚色、マキノ雅弘が監督した遊侠もの。撮影は「やくざ判官」の吉田貞次。
1962年製作/86分/日本
配給:東映
劇場公開日:1962年9月22日
ストーリー
上州大前田の栄次郎は、小天狗と呼ばれる痛快な若者。しかし、血気にはやる余り、騒ぎを引き起して旅に出された。その留守に大前田を訪ねたのが清水の次郎長一家。栄次郎の身代りに牢にいる栄五郎を訪ねた次郎長は「海老屋甚八から、娘の婿が決るまで縄張りをあずかってくれと頼まれた」と挨拶、栄五郎は栄次郎の身柄を頼んだ。その栄次郎はスカンピンで、フラフラと甚八の家にたどりついたが、娘のお喜代が美人なので元気が出た。ある夜、誘われて始めて賭場へ行ったのだが、その隙に海老屋の縄張りを狙っていた武居のドモ安一味が喜八を殺すということになった。責任を感じた栄次郎は、ドモ安を叩っ斬るために飛び出した。その直後に着いた次郎長一家、すぐさまお喜代を連れて旅立った。栄次郎が次郎長一行と巡り合ったのは、ドモ安が甲州は黒駒の勝蔵の許に逃げこんだことを知り、一家が殴り込みに出発する寸前だった。栄次郎は自分一人でドモ安を叩くから手を引いてくれと申し込むが、次郎長はお喜代を連れて大前田に帰れと相手にせず、甲州へと向った。折から甲府は年一度のお祭りだった。安心しきったドモ安と勝蔵は料亭で、折から来演中の朝駒太夫一座を呼んでひと騒ぎすることになった。いざ踊りが始まると、股旅やくざが出て来た。顔を隠していたその男が笠を取れば、笠に「喧嘩状・大前田栄次郎」とある。そこに躍り込んだ次郎長一家、一座は凄じい修羅場となった。やがて、栄次郎はドモ安を叩っ斬り、お喜代にトドメをまかせた。勝蔵はその勢いに呑まれ、御用風を吹かせるスキがなかったのは勿論である。
スタッフ・キャスト
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大前田栄次郎北大路欣也
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大前田栄五郎柳永二郎
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陣場の喜助中村時之介
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清吉島田兵庫
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半次本郷秀雄
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海老屋甚八薄田研二
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藤吉有馬宏治
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乾分A長田健二
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乾分B利根川弘
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お喜代小林哲子
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ぬけ六星十郎
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お米木内三枝子
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朝駒太夫藤本二三代
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お千賀玉喜うた子
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お鶴西崎みち子
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お晴菊村光恵
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朝吉丘郁夫
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勘兵衛中村錦司
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歳居のども安阿部九洲男
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栃川伴之進小田部通麿
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大六国一太郎
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とんび松遠山金次郎
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坊主丑鈴木金哉
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ひょろ竹阿波地大輔
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十吉大城泰
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黒駒の勝蔵山形勲
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鉄蔵汐路章
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仙太波多野博
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弥左小山田良樹
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町役人小田真士
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間瀬紋太夫堀正夫
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堀金大之進楠本健二
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赤根川彦八南方英二
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両貝万十郎有川正治
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おきぬ笹みゆき
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お杉凰衣子
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茂作片岡半蔵
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およし中根真佐子
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客A佐々木松之丞
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客B堀宏太郎
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船頭香住佐久良夫
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牢役人若井緑郎
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合力那須伸太朗
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壷振り近江雄二郎
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侍A藤本英夫
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侍A田中亮三
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侍B唐沢民賢
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飛脚暁一夫
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宿屋亭主A野村鬼笑
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森の石松ジェリー藤尾
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法印大五郎田中春男
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桶屋鬼吉加賀邦男
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相撲常大前均
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増川仙右衛門河原崎長一郎
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大政水島道太郎
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清水の次郎長萬屋錦之介