次郎長外伝 石松と追分三五郎
劇場公開日:1957年10月23日
解説
浜山博美と「折鶴さんど笠」の共同脚色者の一人、東山大生の共同脚本を「怪談色ざんげ 狂恋女師匠」のコンビ倉橋良介が監督、服部幹夫が撮影した股旅もの。主演は「大忠臣蔵」の北上弥太朗、名和宏、近衛十四郎、「淑女夜河を渡る」の高千穂ひづる、「伴淳・アチャコ・夢声の活弁物語」の瑳峨三智子。ほかに浅茅しのぶ、中島淑恵など。
1957年製作/95分/日本
原題または英題:Gamblers on the Road
配給:松竹
劇場公開日:1957年10月23日
ストーリー
信州は追分宿の生れ、親分なしの一匹狼追分三五郎は無類のいい男。女には不自由のない身だが、庄屋の娘お雪にだけは手をこまねくのみ。このお雪が小諸の駒蔵の口ききで代官の次男坊に嫁がされることを聞いた三五郎は、駒蔵に一泡吹かせようと祝言の夜、お雪を奪い小諸街道をすっとんだ。駒蔵の追手を受けるうち、三五郎は現れた森の石松の助太刀で危く難を免れた。二人は旅を共にすることになったが、とある宿場で鳥追お新という粋な女に目がくらんで賭場の誘いに乗ったばかりに元も子も巻上げられてしまった。が、石松は偶然同宿していた都鳥三兄弟と旧交を温めることができた。その石松は、兄弟の語る窮状にほだされ次郎長親分宛に預ってきた百両を貸し与えた。やがて三五郎は次郎長一家へ草鞋をぬぐことになったが、これを知った駒蔵は早速、掛合いにきた。しかし次郎長に断られ業を煮やした彼は黒駒の勝蔵ら街道筋の親分に策動して回った。一方、祝言の夜三五郎に奪われたお雪は、そのころ憎悪に燃えて彼を追っていたがふとしたことでお新と知合い清水一家を訪ねた。お雪は恨みの一太刀を三五郎に浴びせたが失敗、また次郎長やお新に諭された結果、三五郎への憎悪も消し、かえって彼に愛情を寄せて行くようになった。風雲急を告げる折柄、石松は貸した百両を取立てるため都鳥一家を訪ね旅立った。が卑怯な兄弟のため石松は逆に斬られ悲惨な最後を遂げた。かくて富士見河原に次郎長一家は黒駒以下数百人と対決することになり、大乱闘の末、勝蔵、都鳥兄弟を倒し、石松の仇を報いることができた。
スタッフ・キャスト
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森の石松北上弥太朗
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追分三五郎名和宏
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清水次郎長近衛十四郎
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お雪高千穂ひづる
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鳥追いお新瑳峨三智子
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お蝶浅茅しのぶ
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お糸中島淑恵
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お咲千典子
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大政戸上城太郎
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小政青山宏
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金太桂小金治
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法印大五郎山路義人
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桶屋の鬼吉市川男女之助
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増川仙右衛門中山大介
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関東綱五郎天野刄一
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大瀬半五郎片岡市女蔵
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小諸の駒蔵泉一郎
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乾分長八滝沢ノボル
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乾分権八中原伸
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都鳥吉兵衛永田光男
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都鳥常吉生方功
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都鳥梅太郎西田智
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黒駒の勝蔵大邦一公
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黒竜屋亀吉田中敬介
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身延の銀次寺島貢
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津向の文吉山口松三郎
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文吉の使の男(A)中田耕二
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文吉の使の男(B)久保恵三郎
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雲水坊主大友富右衛門
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庄屋徳兵衛尾上菊太郎
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河口屋番頭高瀬進
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河口屋女中服部君子