ションベン・ライダーのレビュー・感想・評価
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長回しテク
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冒頭から6分30秒の長回し。ヤクザ2人と中学生たちのプール。さらに校庭でバイクを乗り回す不良たちと、子どもたちにこの演技をさせるのも凄いテクニックだ。
誘拐したのは違う子だった・・・慌てふためく寺田農。そこへデブナガを本物のヤクザが連れて行き、寺田農は殺されてしまう。デブナガも殺されたんじゃないか?などと考えつつも、彼が殺される前になんとか復讐を果たしたいと願う3人組。夏休みということもあって、旭竜会というヒントを頼りに横浜へ向かい、そこで警官(伊武雅刀)によってヤクザの厳兵(藤)と知り合う。彼もまた組長の命令でデブナガを誘拐した山(桑名将大)と政(木之元亮)の行方を追っていたのだ。
長回しは冒頭だけではなかった。ところどころのシーンにおいて印象的な長回しを多用し、特に名古屋まで行ったときの追跡劇が見事。橋の上から河合美智子が飛び降り、アラレ先生(原日出子)も飛び降りる。そして丸太での追跡。ストーリーは辻褄の合わない部分が多々あり、面白みもないのだが、撮影テクニックのみによって相米慎二の魅力を確定的にした感がある。
河合美智子の少女時代。ボーイッシュな雰囲気はとてもいいし、大胆に男風呂に入ったり、後半には3人で服を取り換え、おっぱいが見えるくらいに屈むといったシーンが多い。
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