修羅がゆく3 九州やくざ戦争
劇場公開日:1996年5月25日
解説
組長殺しの汚名を着せられた男が自分を嵌めた敵に立ち向かう宿命の対決を描いた任侠映画のヒットシリーズ第3作。舞台を九州に移して、さらにエスカレートしたやくざ同士の戦いが展開する。監督はシリーズ3作全てを手掛ける「Morocco 横浜愚連隊物語」の和泉聖治。撮影も前作同様に安藤庄平が手掛け、主演も同じく哀川翔と萩原流行。1作目で死んでしまったと思われた大和武士が再登場している。
1996年製作/92分/日本
配給:Knack
劇場公開日:1996年5月25日
ストーリー
伊豆大浜を制した本郷流一は、伊能を倒すべく幹部たちを伊豆に終結させていた。そこに、かつて本郷が世話になった博多の久須本組の組長が大磯組のチンピラに刺されたという知らせが届き、本郷はすぐに徳丸を伴って博多へ向かう。久須本を見舞った本郷は、渋沢組の組長・勝代を通じて、伊能に殺されたはずの京本に引き会わされた。京本はたどり着いた九州で勝代に拾われ、伊能を討つべくリハビリ生活を送っていたのだった。ふたりは互いに兄弟分であることを再確認し、伊能を倒すことを誓い合う。本郷が博多に現れたことを知った伊能は、久須本組と大磯組の対立を利用して本郷を叩くために、大磯に久須本殺害をそそのかし、実行させた。伊能と光和会を後ろ盾に大磯はさらに猛威をふるい、ついに本郷がその標的とされたが、京本と勝代に危ういところを救われる。東京で父の死と抗争の激化を知った久須本の実子・修次は、板前修行をなげうって博多へ戻ってきた。伊能は修次の恋人・由紀を人質に取り、由紀に想いを寄せる久須本組の富樫に修次を殺すよう脅しをかけるが、本郷の機転で修次は救われ、富樫と由紀も無事に救出された。大磯組と久須本組の抗争は本郷と伊能の宿命の対決の代理戦争となって、いよいよ博多の街を血で染めようとしていたが、関東木曜会の春田が本郷をバックアップする腹だと知った伊能は、九州からの撤退を決める。後ろ盾を失った大磯は組を解散し、伊能に踊らされたケジメをつけるため、ひとりで本郷のもとに殴り込んだ。大磯の気持ちを察した本郷はサシでの勝負を受け入れ、大磯を斬って抗争に決着をつけた。