住民が選択した町の福祉

劇場公開日:

解説

町ぐるみで福祉に取り組もうとする秋田県鷹巣町の様子を、95年3月から約1年間追った長編ドキュメンタリー。演出は「歌舞伎役者片岡仁佐衛門 登仙の巻」の羽田澄子。撮影を「歌舞伎役者片岡仁佐衛門 登仙の巻」の西尾清と「ファンキー・モンキー・ティーチャー」の宗田喜久松が担当している。97年度製作作品。ベーカム・16ミリレーザーキネコ。

1997年製作/129分/日本
配給:自由工房
劇場公開日:2000年5月13日

ストーリー

95年3月、秋田県北秋田郡鷹巣町。福祉の充実を公約に掲げ当選した若き町長・岩川徹氏は、住民に呼びかけて作ったワーキンググループの活動に支えられながら、老人を隔離するのではなく世代を超えて交流し合えるケアタウン構想(在宅複合型施設)の実現化を目指していた。しかし、反町長派の多い議会はその提案を支持しようとはせず、計画は難航。町長が議会に糾弾される事態にまで発展してしまう。だが、そんな議会に対する住民たちの怒りが爆発した。町長の二期目の当選を皮切りに、議会も一新され、漸くケアタウン計画は採択されるに至るのであった。

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