「ぐだぐだ会話劇」12人の優しい日本人 きーとろさんの映画レビュー(感想・評価)
ぐだぐだ会話劇
三谷監督が脚本ということで、コメディーっぽいのを期待したのだが、あまり笑えなかった。
むしろ時代の問題で人によっては不快に感じる表現もある。
女がどうだの男だどうだの、今観ると古い映画だなという印象。
最初は議論を続けようとする人を応援したくなったが、最後にはそれが逆転する。それがおもしろくも苦しくも感じた。
終盤に事件の真相が明らかされていくのはワクワクしたが、深く検証していく部分に進むまでが無駄な会話が多すぎてダレる。ある意味リアルかもしれないが。
このぐだぐだ会話劇を楽しめるかどうかで映画の評価は大きく変わると思う。私はあまり楽しめなかった。
役者面では豊川悦司がいい役していた。相島一之、村松克己も良かったです。
登場人物みんなキャラが濃くていい意味で変人なのがおもしろい。
ほぼ1室で話が展開していくのも良かった。
元ネタの十二人の怒れる男も観てみたい。
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