銃殺(1964・日本)のレビュー・感想・評価
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ストックホルムシンドロームを巧みに利用した軍事クーデター。
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東京オリンピックの年にこんな映画作るとは、
情けなくなる。
1931年 満州事変。
1932年 満州国建国
1936年 226事件
1937年 日中戦争 盧溝橋事件
1941年 日米開戦 真珠湾攻撃
まぁ、こんな感じに歴史は経過するのだから、何が大日本帝国を疲弊させていたかは誰でも分かる。
やってしまった事だから仕方ないが、問題はこの行為を、英雄の如く描いている事と、国際的な力を持ち始めた時期の日本国の立場を考えていない事。
歴史として学ぶなら、きちんとした行政機関としての軍隊であっても、クーデターを起こす物と見るべし。この事件を分析しなくとも散々歴史は語っている。また、その軍隊が誰の為の軍隊であっても、関係なしで軍隊は暴走する。例えば、人民軍と称して事件を起こした例は近隣国にあった。
つまり、人類史上に於いて日本国の現在は、軍隊を持たない素晴らしい国なのである。また、日米安全保障条約があるから、アメリカの為にの戦う事の出来る武力集団と見るべきで、残念ながら完全に自立した軍隊ではない。しかし、一方で平和憲法が続く限り、こう言ったクーデターの様な事は起こらないと見ても良いだろう。
従って、武力を日本国が持てたとしても、平和憲法は人類にとっても守るべきなのだ。
この事件に於いて、今では余り言われなくなったが、幕藩体制の時期まで遡り『特定の藩たけが』と言った被害者妄想があったと都市伝説的に語られている。たから『昭和維新』と呼んでいる。これはこの当時よく言われた事で僕の意見では無い。しかし、根拠は無い。
追記
なんで銃殺だったのだろう?『侍』と言い張るからには『切腹』だったのではと感じる。
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