地獄の警備員のレビュー・感想・評価
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40点ぐらい。下手な演技、全体的にイモっぽくダサイ。
前から気になってて、やっと観たんですが、酷い(笑)
まず、演技が下手な方ばかりでオーバーすぎたり棒読みだったり…
そして、本来なら緊張感あるスリリングなシーンも緊張感なくて怖くない(笑)
本気で走ったら追い付いちゃうから、手を抜いて走ってるのが見え見え(笑)
棒で殴るシーンも、棒が柔らかそうで痛くなさそうで、コントみたい(笑)
この緊張感なさにはカメラにも原因があるっぽく、引きすぎなのか、アングルが悪いのか、カメラのセンスが悪いと感じました。
トドメに、全体的に野暮ったいというかイモっぽくダサイ…
松重豊さんは上手かったです。
テレックスとはなんぞや
美術販売を扱う会社に務めることになった女性が車内のセクハラと地下にいる危険な警備員からの脅威に怯える話。
上演後の監督のトークセッションで、若い時にほぼ自主映画のような感じで作ったからダメなところも多いと思うけど、、みたいなことを言っていたが、全っ然そんなことない。もはや私が今年見た邦画ホラースリラーの中では1番のクオリティ。
何より凄いのは怖いだけじゃなくて、所々かっこよく見えるシーンが混在してること。私はこれ、主人公の女の人が見てる時はちょっとかっこいい演出になってる気がするんだよね。ちょっと惹かれてるからこそ地下に何度も足を踏み入れてしまうし、主人公に色目を使う同僚たちも同じぐらいな脅威だし。
例えば、地下の警備員の住処で警備員に見つかりそうなハラハラシーン、音楽と松重豊のオーラと撮り方でめっちゃかっこよく見えた。一方で、警備員のおっちゃんや主人公に色目を使う同僚を殺すシーンはただただ怖い。特に給湯室のシーンなんて、頭を抑えてるだけで身動きが取れなくなってるの怖すぎ。下でジタバタしてる感じもリアルですごい怖かった。
あと、とても『パラサイト』と似てるとこあった。警備屋や警備員が地下で生活してるっぽいところとか、最後に「俺のような人間がいることを忘れるな」と言うセリフ、めっっちゃ『パラサイト』じゃないですか。確かポン・ジュノ監督って黒沢監督好きって言ってた気がするから、ちゃんと影響受けてて嬉しい。
これは余談だけど、同僚の女の人二階堂ふみに似ててすっごい綺麗だったのに全然モテてないのが気に触る(笑)
配電盤とイヤリング
女の子の眉が太いバブル期。学芸員だった成島秋子はバブル景気で急成長した曙商事に就職する。同じ日に入社となった警備員の富士丸は元力士であり、過去に殺人事件を起こしていたが、精神鑑定の結果無罪となっていた。
以前CSで視聴していたのですが、デジタルリマスターということで楽しみにしていた黒沢清監督の初期作品。低予算を克服するかのごとく、ロッカーから滴り落ちる血や、巨人をイメージするためのローアングル多用によって松重豊の不気味さを強調していた。警備員なのに『帝都物語』の嶋田久作を想像させる軍服。力士のようなでっぷりした体形ではないものの、鉄パイプでガツンとやられたらひとたまりもないイメージだ。
キャラ設定のこだわりは大杉漣演ずるクルメ変態課長だったり、クズだと思われてた吉岡(諏訪太朗)が意外と勇敢だったり、兵藤ルームという個室を持つ人事部長・長谷川初範と、役作りが凄いことを再発見。伏線もしっかりしているが、富士丸の荒んだ心は誰にもわからないまま。
冒頭ではタクシー運転手と秋子のやりとり。渋滞をいいことに嫌味な言葉を吐き捨てる運転手。こんな運転手ばかりじゃありませんよ・・・
まあ良くあるレンタル屋に置いてるあるような暇潰しに観る程度の作品
久野って誰?なぜ今この時期に公開したのか公開時どの位の知名度や興行があったかは不明だが今や名優となった松重のデビュー時の姿を観るだけの作品
最高
最高です。
映画に点数をつけるなんて下らないし、そんなものを基準にしてる人間のおそらく半数ぐらいは、
能率的な時間の使い方が必要、などといっておいて、実は自分の価値基準を持っていない、只の主体性のないめんどくさがりな人が多い。と思うなあ。
能率主義、成果主義を植え付けられて疑問を感じないように感覚を麻痺させた者たち。
いいか悪いかなど、実際にその映画を観て自分で決めよ。
観ようとする気力も湧かない映画なら、観るな。
点数なんて旧態依然とした学校のテストだけで充分だ
映画は体感だ、体験だ
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