シーズ・レイン

劇場公開日:

解説

神戸を舞台に、友達として過ごしてきた高校生の男女が繰り広げる恋と友情、出会いと別れを描く青春映画。平中悠一の同名小説を原作に、自主映画出身の城羽弥仁が手がけてた劇場デビュー作。撮影を「はるか、ノスタルジィ」の阪本善尚が担当。主人公の男女二人にはCFやテレビで活躍する小松千春と歌手の染谷俊が扮し、それぞれスクリーンデビューを飾った。

1993年製作/95分/日本
配給:東映アスト口フィルム
劇場公開日:1993年4月3日

あらすじ

別々の高校に通う高校三年のレイコとユーイチは、友達以上に仲がよかったが、お互いに恋人同士とは思っていなかった。クライメートのサーコはそんな二人を歯痒く感じていたが、レイコには憧れの歯科医・岸本がいて、ユーイチもそれを認めていた。だが、夏休みの直前、ユーイチの幼なじみのユウコがロンドンから帰ってきて、二人の関係に微妙な影を落とす。そんな時ユーイチの友人のタカノブがユウコに一目惚れし、彼女に告白するために壮大なパーティを開いた。パーティーの席上でユーイチとレイコはお互いの想いを分かり合うのもつかの間、タカノブに告白され同様するユウコに抱きつかれたユーイチの姿を目撃したレイコはパーティーを抜け出してしまう。小さな誤解から生まれた亀裂は決定的なものになってしまった。そして翌年。レイコは東京の大学へ行き、ユーイチは予備校に通うことになった。その年の夏、神戸に帰ってきたレイコはユーイチと一年ぶりに出会う。そして今度こそ別れの時がやって来たことをお互いに理解するのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.5バブルの残渣

2025年4月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

1993年の映画なので、公開はバブル崩壊後だが、原作が書かれたのがバブル真っ只中で、バブリーな内容。神戸のお坊ちゃんお嬢ちゃんが主人公で、高校生なのにプール付き豪邸でパーティー、外車を乗り回しといった具合。退廃的で、学生版「なんとなくクリスタル」である。
公開の翌年、1994年の震災でロケ地周辺の風景が一変したことで、この作品が当時の街並みを残した資料的価値で評価されているらしいが、小松千春を主役に映画を作ったチャレンジ、染谷俊と成田路実はミュージシャンとして長く活動し、野村裕人はアメリカで成功したなど、キャスティングもなかなかである。

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あらP★

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