劇場公開日 1962年11月18日

「日本が誇る映画界の巨匠 小津安二郎監督の遺作であり名作中の名作」秋刀魚の味(1962) Jettさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0日本が誇る映画界の巨匠 小津安二郎監督の遺作であり名作中の名作

2023年9月3日
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鑑賞方法:DVD/BD

当時21歳の岩下志麻さんが若くて可愛かった、涼やかで凛とした雰囲気がすごく魅力的でした
他界した母親の代わりに家事や父親のめんどうを背負い一生懸命やっている姿がけなげだった

そんな娘が家族のせいで恋愛もできず、婚期も逃してしまう危うさに気づき、娘の結婚を考え始める父親を笠智衆さんが哀愁漂う演技で魅せます

いつ観ても笠さんの酒をチビチビやる演技は最高、自分もすごく呑みたくなります

一番印象に残ったシーンは、笠智衆さん、加藤大介さん、BARのママを演じる岸田今日子さんが軍艦マーチをバックに敬礼するくだり、岸田さんの敬礼している絵面がすごく色っぽくて魅力的でした

小津作品の中でもカラーでテーマも割りと解りやすいため、入門編としては最適ではないでしょうか、オススメです

Jett