「雪の中の決闘シーンに痺れた」座頭市血煙り街道 sow_miyaさんの映画レビュー(感想・評価)
雪の中の決闘シーンに痺れた
シリーズ物として、大まかなストーリー展開はお決まりなのだが、殺陣の迫力がハンパない。
「動と静」の間が絶妙で、どのシーンにおいても緊張感が途切れない。
また、途中で段差を踏み外して転ぶなど盲目のハンデを、殺陣の中で大切に描いているところも、座頭市シリーズならではの見どころ。
雪の中の決闘シーンがとにかく痺れた。
闘わなくてはいけなくなった理由。
座頭市の覚悟。
ついには、自分自身の存在そのもので相手に対峙する座頭市を、そこでの立ち姿と表情で完璧に表現しきる勝新太郎の凄みに鳥肌がたった。
座頭市の人間性にも心惹かれた本作。
BS12で鑑賞。次回も楽しみ。
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