座頭市逆手斬りのレビュー・感想・評価
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シリーズ屈指の大立回り
タイトル通り、今回の殺陣はすごい! クライマックスの二刀流殺陣だけでも 本作は観る価値有り! (昼間の殺陣シーンなので速くても太刀筋見える) コミカルとシリアスのギャップも秀逸です。
弓も上手でした
2024年4月30日 映画 #座頭市逆手斬り (1965年)鑑賞 入牢中の市は、殺人の疑いを掛けられた男から無実を証明できる人物に自分の状況を知らせるよう頼まれる。しかし、訪ねて行った先では、よからぬたくらみが・・・ #藤山寛美 とのコンビがコミカルな要素を強めてます ヒロインは出番少なめでした
「やめようかな・・・」の一言で大爆笑。とにかく、人助けをすると大変な目に遭ってきた座頭市だからしょうがない。
ストーリーはあちこち飛んでいって、置いてけぼりにされそうになった。要は、島蔵が頼んだ兄弟分である、黒馬の仙八と荒磯の重兵衛親分はともに島蔵に罪を被せて海藻問屋の縄張りを広げようとしていたということか。笑いの中心となる百太郎(藤山)も実は島蔵の息子であったということだが、その関係は重要ではなさそうだ。結局は彼が座頭市の名を語り、用心棒となる手付金だけせしめ、女を呼び、出入りの前に逃げてしまう詐欺を働いていたため、役人に捕まってしまって終わりだ(笑)。とにかく、その座頭市の真似が面白かった。
今回は、初めて海を目の前にする市。クライマックスの殺陣でも漁師の網にひっかかったりとやっかいなもの。そして、初めて見せる二刀流が見どころか。
市と偽市
シリーズ11作目。1965年の作品。 冒頭、いきなり折檻を受ける市。もぐり賭博に関わった罪で御用となり、鞭打ち。 その牢屋内で、老やくざと知り合った市。殺人の濡れ衣を着せられ、無実を証明出来る親分を訪ねるよう頼まれるのだが…。 人の命より自分の命。 可哀想だけど、これまでの経験・直感から関わると面倒な事になる。 しかし結局お助けする事に。 いざ相手方を訪ねて分かった事が。老やくざに罪を着せたのはその親分であった。 市は親分らを懲らしめ、老やくざの無実を証明出来るのか…? 正直、メインとなるストーリーや人物描写は弱い。親分はステレオタイプ、用心棒も印象に残らず。 でも、ユニークに場をさらうのが、今回の旅の相棒。…いや、迷惑者? とある賭博場で知り合った男、百太郎。 市の賭博の強さ、居合の強さを知って、勝手にひょいひょい付いてくる。 かなりウザく、お調子者。 さらに極め付けは、いったん別れたと思ったら、座頭市を名乗ってやりたい放題! これにはさすがの市もお怒りモード。 藤山寛美が勝新と絶妙な掛け合い。 実はこの男、老やくざと意外な関係が。 と言っても藤山寛美の為に設けられた、作品面白可笑しく彩るような役。絶対に物語展開上必要不可欠な存在でも…。 序盤、音だけで射ぬいた的当て。 偽市の泊まる宿場に乗り込んで、続いて乗り込んできた刺客どもを暗闇の中、斬る! 荘厳クライマックスの大立ち回り!圧巻!
二刀
劇場11作目。 音楽が伊福部昭ではないので、いつもと雰囲気が違う。音楽がめちゃめちゃ現代風でした。 いつもと比べて、人間描写はちょっと弱いかな。物語の中心は勝新太郎と藤山寛美の掛け合いですし、それ以外の人のことはあまり描かれません。 良いところはラストの勝新の殺陣。二刀の逆手斬りが炸裂します。 前作辺りから思ったんだけど、勝新の殺陣がかなり上達した、、、ような気がする。 本作の市は、夏という設定でもあり、常に汗をかいていて、衣装には汗が滲みスゲー汚い・・・にも関わらず殺陣のシーンは美しくさえ見える・・・。舞うように刀をサッと振り、人が倒れている。すごく自然体笑。様式美の時代劇っぽかった。
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