座頭市兇状旅のレビュー・感想・評価
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相撲大会
相撲大会に飛び入り参加して、見事5人抜きを果たし賞金を得た座頭市。河原で休んでいたら、突如男が襲いかかってきた。名は文殊の喜助(小林勝彦)。市に懸っていた十両の賞金欲しさだった。
佐吉が開いた花会には国定忠治(名和宏)も参加。佐吉(成田純一郎)と島蔵の娘のぶ(高田)との恋愛。そして座頭市はおたね(万里)と再会する。しかし、おたねは大工と結婚の後、男から男へと渡り歩き、今は棚倉蛾十郎(北城寿太郎)の女になっていた。その棚倉は矢切東九郎(阿部徹)に頼まれ、佐吉をつぶそうとしていたのだ。
棚倉との決着はつかず、一旦市との対決をあきらめる棚倉。「棚倉を味方に引き入れるために、おたねが矢切に捕らわれた」と聞き、市はのこのこ助けに向かう。そして罠に気付くが、結局は100人斬りの勢いで、棚倉との一騎討ち。仕込みの剣も折られるほどの壮絶な戦いだったが、仕込みの杖の柄部分には小刀が仕込んであったのだ。そして、棚倉が死ぬ間際にこの罠を持ち出したのはおたねだったと告白・・・「女はいつまでも小娘ではない」と言い残す。
万里昌代がかなり色っぽくなっていたし、すれてしまったというのだろうか。目の見えない市にとっては純粋な想い出しかないというのに。エンディングでは、すべてを忘れてしまいたい市が踊りながら歩む姿が逆に物悲しい。
こんな最後を見たくなかった
シリーズ4作目。1963年の作品。
夏の上州。突然襲い掛かってきた男をやむなく斬ってしまった市。市の首に懸賞金が懸けられている事、下仁田に母親が居る事を言い残して絶命する。市は詫びる為に下仁田へ。
下仁田の町は祭りと土地の二代目襲名で忙しかった。
彼の恋人の養父は先代と因縁あり、浪人と組んで妨害をしてくる…。
しのぎを削る二大やくざ。
ヒロイン。
市vsライバル。
作品や市のキャラにも軽妙さが表され、本作から完全パターン化した感が。
しかし本作には、特筆要素が。
市は下仁田で懐かしい人と再会する。
おたね。
第1作目のヒロイン。両想いになった“想い人”。
幸せに暮らしている…かと思いきや、
浪人の女に。
決して幸せには見えない。なのに、この男から離れられない。
浪人・蛾十郎もふてぶてしく、女共々自らも不幸にする。
1~3作までの敵キャラは悪代官的であったり、何処か共感出来るキャラであったが、こんなに憎々しい悪役は初めて。
「市さんにこんな姿を見られたくなかった」
これは本音だろう。
あの美しいおたねさんが一体、どうして…? 何が…?
そして最後は…。
我々もこんな最後は見たくなかった。
ある意味、ショッキングであった。
若い勝新
とてもよかった
座頭市の腰の低さがよけいに怖い。座頭市がとまっている宿とは別の宿と対立していて、その間に恋愛があったりで、対立関係がごちゃごちゃしすぎて分かりにくかったけど面白かった。
仕込み杖の握りの方にも短刀が仕込んであってびっくりした。
シリーズ4作目。兇状持ちは凶悪な罪を犯して追われる者。 後のほうの...
シリーズ4作目。兇状持ちは凶悪な罪を犯して追われる者。
後のほうの作品にもあるけど、自分が斬った相手の身内を訪ねていってゴタゴタに巻き込まれてしまうパターン。
市の想い人、おたねさん死す。
「女はいつまでも小娘じゃないぞザマぁみろ」とかいいながら死ぬ蛾十郎。ゲス野郎。
つらいラスト。
一作目を観てから観ましょう
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