「残念だが船場のことが分からない」細雪 クネーゴさんの映画レビュー(感想・評価)
残念だが船場のことが分からない
現代の南関東に生まれ育ったので、本作の根幹をなす船場商家の気位、世間体、見栄が分かっていないので楽しめませんでした。
谷崎文学は痴人の愛および春琴抄は読んだことがあり、嫌いではありません。細雪は3回読もうとしてみたのですが、似たような子のつく名の女性が数多く登場するので数日空けて読書再開すると誰だ誰やらわからなくなってしまい恥ずかしながら毎回完読できていませんでした。
仕方なく映画で見てやろうと考えたのですが、当時の船場商家の家族観が理解不能でした。
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