劇場公開日 1961年10月29日

「とても面白い」小早川家の秋 どんぐりさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5とても面白い

2024年6月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

東宝の小津映画ということで豪華さもいつも以上。お話や端正な演出は何度も見慣れた感じだが、俳優の演技を堪能した。司葉子は非常に美しく、しかし原節子との揃い過ぎた動きはちょっとシンクロナイズドスイミングを見ているようだった。森繁のいやらしさはもはや不快に感じるレベルで、良いのか悪いのか。杉村春子は短い出番なのに、登場した瞬間に場をさらってしまうのがすごい。一番良かったのは新珠三千代で、家庭を切り盛りする俊敏な動きが美しい。足の裏にも見惚れた。
あと、映像、音声はデジタル化で確かにめちゃくちゃ綺麗なのだが、自分の目、あるいは眼鏡のレンズ?との相性なのかよくわからないが、輪郭部分で色が分離するような感じになって辛かった。

どんぐり
トミーさんのコメント
2024年7月2日

共感ありがとうございます。
絶対森繁じゃ駄目! って解りそうなもんですがね。あの時代は再婚ってあんな男市場だったんですかね? でもいよいよ無理となった時のビール腹のぼやきが笑えました。

トミー
talismanさんのコメント
2024年7月2日

確かにシンクロでしたね!

talisman
トミーさんのコメント
2024年7月1日

ああいうシンクロに小津監督はどういう振りを付けてるんですかね。

トミー