劇場公開日 1961年10月29日

「すべてが美しく見える」小早川家の秋 タマモクロスさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0すべてが美しく見える

2024年6月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

この映画は昭和30年代半ば、日本が高度成長をはじめるころだ。ビルのネオンやその字体の美しさを感じてしまう。そして、司葉子、新珠美千代などの女優さんの美しさも感じる。大きなストーリーはないのだが、小津監督のカメラアングルやらカット割りなどで小津監督の世界を十分に楽しめた。杉村春子はさすがの存在感だし、原節子や笠智衆も出演して安心の小津映画である。

タマモクロス