ゴジラ×メガギラス G消滅作戦のレビュー・感想・評価
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良かったよサブスクで
廃校を消すのに 子供が簡単に入れるって 笑えるザル警備
しかも 消した日の夜 監視もしてないの 全員で打ち上げ行ったの
国の機密組織ぽいのに 子供が簡単に会えるし
子供でも見つけた怪獣? 他に誰の目撃情報も無いって
お笑い映画かな サブスクで良かったよ 途中で観るの辞めたよ
狡猾な敵メガギラス
◯G消滅作戦
エネルギー開発によるにゴジラ襲来を
危惧した日本が超兵器による作戦を
展開。首都が大阪に移転している、
1954からギラゴジのままで
生き残り続けているなどのif展開。
◯メガギラス
ディメンションタイドでできた
時空の歪みから古代トンボである
メガニューラ出現。東京で繁殖し、
巨大化した特殊な個体が成長した姿。
昆虫型の怪獣だが表情豊か。
素早い動きとずる賢さで
ゴジラを翻弄する。
高周波を攻撃に使う。
必殺技はゴジラをダウンさせる程。
◯超兵器ディメンションタイド
ブラックホールを発生させる超兵器。
人工衛星に搭載してゴジラを狙う。
△CG・演出
使われているCGがPS2レベルで
浮いている。
怪獣プロレスも一部不自然なスロー
演出になり見ずらい。
△自衛隊の装備がしょぼい
最初のゴジラとの戦いから
バズーカ砲のみで戦っており、
その後もグリフォン以外の
戦車等はあまり登場しない低予算感。
△G消滅?
ラストのゴジラ生存描写の謎。
地中に潜った?
時空の歪みから復活した?
△ だから折れてるっちゅーの
なんだそのオチは
ミレニアムシリーズの快作
ミレニアムシリーズ第二弾。
ゴジラミレニアムが???的な出来だったため、興行収入を大きく下げたが、本作は非常に良くできている。
人間側もキャラが立っており、メガニューラの不気味さ、ディメンション・タイドなどホラー、SF要素がバランス良く散りばめられとても良いストーリー展開となっている。
怪獣王にケンカを売ったメガギラスが呆気なくやられる展開も良い。
ただ、VSシリーズと違い、終始緊張感のない闘いだなぁという印象も。
本作の功績は、面白い怪獣映画はオタクにしか良いものは撮れないことをハッキリとさせたことです もっと高く評価されてよいと思います
2000年12月公開
素晴らしい!
断然支持します!面白い!
これくらい弾けた設定だからこそ新鮮なゴジラの物語を作れたと思います
監督は手塚昌明
この人はモスラ2、モスラ3でチーフ助監督を勤め、遂に本作で監督デビューという人です
それも東宝の金看板ゴジラの監督です
熱心なゴジラファンのオタクだということは、内容と配役を観ればすぐ分かります
初代ウルトラマンのハヤタ隊員を演じた黒部進が海自幹部で登場するほど
主人公のGグラスパー隊長役の田中美里の配役はお見事
颯爽として特撮映えして、目の力、光があります
ヒロインが誰よりも勇敢に戦うという時代性を見事に表現できています
往年の特撮ヒロインの星由里子が博士役で登場するのも痺れます
普通博士役は男性でしたが、本作では有能な人間は女性なのです
中村嘉葎雄の演じる山口博士は評論家のように解説するのみです
このように男性は今ひとつの存在ばかりです
谷原章介の演じる工藤はマイクロマシンの天才ですが、軟派な性格でヒロインにはイマイチの男性です
例外は冒頭で殉職する主人公のかっての上官役の永島敏行だけです
冒頭のシーンが1996年の設定で、自衛官役で彼を登場させるのは、観客にガメラ2を連想させるためだと思います
平成ガメラシリーズをリスペクトして、それに負けないミレニアムゴジラにするという手塚監督の決意のメッセージだったのだと思います
目の高さからの見上げる構図の多用は平成ガメラシリーズに習ったものだと思います
ディメンションタイドの実物大セット
太い電源ケーブルが何本も地を這う映像
それを管制するシーン、台詞展開はエヴァンゲリオンからの影響も感じます
やっと東宝も怪獣映画は、根っからのオタクに撮らせないと良いものは撮れないことが理解できたようです
観ていてワクワクしました
特撮は前作に引き続き鈴木健二が担当しています
素晴らしい良い仕事をしています
冒頭の夜の大阪のシーン以外、ゴジラは全て昼間の明るい中に登場します
夜と雨での暗い画面で合成の荒隠しに逃げていません
これは大変に挑戦的な仕事で、そして成功しています
終盤でのお台場を舞台にしたメガギラスとの戦いでは、開けたワイドな風景にゴジラとメガギラスを配置して、空気遠近法も効果的に使い巨大さの表現に優れた映像を撮ることができていました
またゴジラの放射線の表現こそ派手目ですが、平成ゴジラシリーズやモスラシリーズのような光線のチカチカでごまかしてもいません
鈴木健二の特撮はこうだという、明るくクリアな視界で映像を確立してくれたと思います
ミニチュアワークやマットペイントだけでなく、デジタル合成、CG といったVFX に本格的に取り組んだ成果がでています
水没した渋谷の合成も良い仕事でした
チャチイなあというガッカリな映像は一つもありません
大変満足です
このように良いところが多い作品ですが、残念なからがら興行成績は不満足なもので、前作の7割程度の12億円に止まりました
平成ゴジラシリーズなら20億円以上は当たり前、30億、40億円の作品もあったのです
しかし、マンネリは打破できたと思います
特撮も進歩を見せました
本作は見事な成果を挙げたと思います
何より本作の功績は、面白い怪獣映画はオタクにしか良いものは撮れないことをハッキリとさせたことです
もっと高く評価されてよいと思います
元はラドンの餌
ミレニアム・シリーズらしく新しい時代のトレンドな話題を積極的に織り込んだミレニアム・ゴジラ第2作。
原発を止めてプラズマ・エネルギーと言うのは世界が躍起になって進めている核融合発電のことだろう、大阪遷都というのも太田房江大阪府知事(当時)が都構想を提唱して話題になっていた。
ゴジラをブラックホールに吸い込ませる発想だが、M82星団の中心にブラックホールがあることを日本の研究者が発表するなどあり、タイムリーな織り込み方ではありますね。
特撮は進歩が伺えます、大阪遷都と言った割には戦場はやっぱり東京、洪水の渋谷のCGはまるで災害報道を観ているようなリアルさでした。
ただ、肝心のトンボ怪獣メガギラスも造形は毒々しくユニークでしたが元はラドンの餌メガヌロンなので案の定ゴジラの敵ではありませんでしたね。
戦車が出てこなかったのはましですが、相変わらず兵隊が向かって行きます、所詮敵う相手じゃないことは明白、勇敢さと無謀をはき違えた犬死シーンはいい加減学習して欲しい。
それもあってか本命は新兵器、実現は不可能でしょうがディメンション・タイドという人工ブラックホール生成装置でG消滅作戦、ある意味禁断の最終兵器、だって成功したらシリーズ終了・・、(案の定、エンドクレジットで生存を臭わせていましたね)。
東宝特撮はキャラクターづくりが今一、子供受けに子供を登場させた割には尻切れトンボ、勇敢さだけが取り柄の女自衛官に、とても科学者とは思えぬチャライ青年、無理やりロマンスを仕掛けていますが魅力的なキャラとは言い難い。
怪獣はある意味ヒーロー化しているから今回も悪役は怪獣というより人間、国民を欺いて新エネルギー研究を進めていたり、ゴジラのせいとしながらも武器転用をはかる特別G対策本部の本部長(伊武雅刀)でした。荒唐無稽の怪獣映画に正論を吐くのも野暮ですがブラックホールを人間が操作できるという思い上がりは、子供たちも観る映画だし如何なものか、ゴジラどころか地球存亡の危機を招きますからね。
地球最大の死闘
通算24作目にして20世紀最後のゴジラ作品。
従来のシリアスなドラマ性から空想科学映画としての娯楽性が重視されている。
とはいえ、ゴジラの標的になるため、日本政府が原子力発電の永久放棄を決断したり、その原子力撤廃にともなう省エネの推奨によりリニアモーターカーが全国に路線を広げていたり、首都は大阪に遷都されていたりと、未来予測的な世界観が面白い。
さらに、SF志向も徹底していて、ゴジラをブラックホールに閉じ込めるという発想からそのブラックホールを作り出す装置を開発。成功するものの、時空の歪みから古代生物を現代に引き寄せしまい、これが怪獣としてゴジラに対抗する。
また、人間側はGグラスパーという対ゴジラチームで対抗し、いわゆる自衛隊から戦車や対空ミサイル等は登場せず、未来的デザインの万能戦闘機グリフォンのみで対抗するあたりも、いわゆる日本的特撮映画作品になっている。
エンドロール後のいわゆるバッドエンディング的な演出はゴジラ作品では画期的なオチだと思う。
あと、お台場で走るゴジラがかわいい。
日本の首都は大阪!
大阪が首都になって、大阪城の隣に国会議事堂がそのまま移転してるところに笑ってしまう序盤ニュース映像。東海村の原発が破壊され、それ以降原子力発電は廃止し、水力、火力、風力などのクリーンエネルギーによる発電をどうするかが日本の課題となっていた。そして96年にはプラズマ・エネルギーの実用化に成功するも、ゴジラの大阪襲撃により計画は頓挫してしまい、ゴジラを引き寄せるプラズマ・エネルギーは禁止されることになった。
2000年になってゴジラを消滅させるために対ゴジラ専門組織を防衛庁内に設置。精鋭部隊Gグラスパーのディメンション・タイドでゴジラ消滅を図るのだった。要はブラックホールを作り出して、それをゴジラに向けて発射するというもの。山梨で実験が行われ、人工衛星に搭載し、地上のゴジラを抹殺するという計画だ。しかし、実験後に時空の歪みが出来てしまい、そこから古代の巨大昆虫メガヌロンが生み出されてしまう。
無人島にて、虫の群れも気持ち悪いものがあったけど、これにはゴジラが火炎放射で一掃。そのため衛星からロックオンしやすくなってゴジラを直撃!かと思いきや、穴を掘ってゴジラは隠れてしまっていた。
ユニークな映像として、渋谷の大洪水があげられる。どことなく戦争後のSF映像のようだが、自衛隊による救助活動ではガン黒ギャルたちがボートに乗せられていたし、渋谷を感じさせられるシーンだった。
ゴジラと成体メガニューラ、巨大化したメガギラス。決戦の場はお台場。都庁などの近代的な建物も戦いによって破壊されていく。そんなお台場にディメンション・タイドを再度撃ち込むという作戦となったGグラスパー。その際、上空に向けて火炎放射するゴジラの姿が勇ましく、最高にカッコいいのだ。廃墟と化したお台場。ゴジラを消滅させたと大団円で終わる。珍しくエンドロール後にも映像があり、続きはまた・・・
痛快ついでに、禁止されてたはずのプラズマ・エネルギーを隠し持っていたという事実に、総理とG対策本部長が証人喚問を受けるというネタも。伊武雅刀はやっぱり悪人じゃなきゃ!
発想の勝利!トンデモ技術のオンパレード!
映画の冒頭で子供たちに見せてるボールの中でちっちゃいカレーを作るマジック。マイクロ・マシンのネタバレで子供に「なーんだ、つまんねーの」って言われてますが、ちょっと待って!アレ凄い技術ですよ!?
そんなこんなで何かと凄い技術が出てくるゴジラ24作目、ミレニアムシリーズでは第2作目になります。ミレニアムシリーズってゴジラ以外は全て繋がりのない世界観なので、前後のストーリー考えなくっていいから便利だなっと思います。
本作ブラックホールという天体を作り出して生物に当てるという発想が先ず凄い。物語の始めにマイクロ・マシンを作った工藤さんがリクルートされてますが、ロボット作る技術と天体を作る技術って全く違うような気もしますが・・・ってかブラックホール作るって、しかもゴジラに当たったら都合良く消えるブラックホールってどんな技術!?本来ならそこにそのまま存在して地球飲み込んじゃいそうですけどね!
しかも実験で時空に亀裂ができて、そこから太古の生物が現れたって、けっこう大変な出来事ではないでしょうか?メガニューラがタイム・トラベルしてきたって事ですよね?皆さんあっさり受け入れ過ぎでしょう。流石ゴジラが現れる世界だと何事にも心が広いんだなぁ。
物語の中盤でも辻森さんがゴジラに発信器取り付けたりしてますが、根本的に水は電波を通さないので、アレでゴジラを追跡してたのは新しい技術に違いない!地味に凄いよ!
等と色々とツッコんでみましたが、トンデモ技術を含めて何だかんだで楽しく観れました。ゴジラとメガギラスの怪獣プロレスもしっかりありましたし、言うなればトンデモ技術こそ空想科学の醍醐味ですよね!
しっかしゴジラって丈夫だなぁ。背中のトゲトゲに赤みがかかっててカッコ良かったのですが、アレってカッターとしても使えたんてますね?便利!メガギラスが意外と強くゴジラに善戦してました。元は昆虫なのに強いぞメガギラス!それでもゴジラには敵わないので、やっぱりゴジラを倒すにはトンデモない発想が必要なんですね!
そういえば本作は首都が大阪に移されたってなってましたが、ラストバトルもお台場でしたし、設定が何にも活かされてないのに逆にビックリでした。何故あんな設定入れてみたのでしょう??不思議だ!
史上最大の空想特撮SF!
ゴジラシリーズ第24作(ミレニアムシリーズ第2作)。
両親と映画館で観ました(7歳)。
コミカライズは未読です。
生粋のゴジラと特撮映画の大ファンである手塚昌明氏の初監督作品。市川昆監督などの助監督として経験を積み、特撮作品への参加経験も豊富。映画と特撮を理解した男が少年時代からの夢を叶え、満を持しての登板となりました。
手塚監督のこだわりが随所に炸裂し、オタク心を擽りまくりでした。冒頭の1作目のゴジラ東京上陸シーンのリメイクや、知る人ぞ知るメガヌロンの再登場(「空の大怪獣ラドン」以来44年ぶり)には私も幼心に興奮したものです…
特筆すべきこだわりは、やはり「ディメンション・タイド」の登場でしょう。数多の超兵器が登場して来た東宝特撮映画ですが、その歴史を総括するような超荒唐無稽兵器(ブラックホール砲!)は、まさに空想SFの真骨頂だな、と…
本作はまさに、空想特撮映画の王道中の王道。昭和に製作された特撮SF作品のエッセンスがまるごと詰め込まれたような作風で、徹底した娯楽映画だと今になっては思います。前作と違って、観ていて心の底から「楽しい!」と感じられたし、スピーディーな展開から片時も目が離せませんでした。
[余談]
ゴジラシリーズ初、女性が主人公になった作品です。
辻森桐子(田中美里)は、ゴジラ打倒に執念を燃やす炎の女隊長。ゴジラに殺された上官の言葉を胸に力強く生きる女性でした。ゴジラの背びれによじ登ったり、危険を顧みないアクティブさで、新たなヒロイン像を体現しておりました。今から考えると、時代を象徴する出来事だったんだなと思いました。
※鑑賞記録
2019/05/12:DVD
2020/04/16:Amazon Prime Video
※修正(2020/03/20)
※リライト(2022/07/20)
ユニークな趣向を凝らし、ゴジラ新時代の幕開け
シリーズ24作目。
『ゴジラ2000 ミレニアム』から始まった“ミレニアムシリーズ”は、毎回監督が異なり、ストーリーも設定もリセットされ、独自の世界が展開される。
その第2弾となる本作の監督を務めたのは、初登板となる手塚昌明。
この人の登板が、ミレニアムシリーズに潤いをもたらした。
初代ゴジラが死んでいなかった(!)という驚きの設定にしたり、第一作目のシーンをリメイクしたりと、大胆に、かつ新しいゴジラ映画を作ろうという心意気が伝わって来る。
対戦相手は新怪獣メガギラス…と思いきや、『空の大怪獣ラドン』に登場したメガヌロンの進化版で、こんなマイナーなキャラを引っ張って来るとは、ファンとしてはニヤリ。
ゴジラは前作とデザインは変わらないものの、ストーリーが迷走しゴジラ自身も迷走した前作と違ってハッキリしている。
ズバリ、打倒ゴジラ。
ゴジラに上官を殺されたヒロイン・桐子がゴジラに戦いを挑む。
演じる田中美里が実に凛としててイイ。ラストカットも印象的。
対するゴジラも強大な敵として君臨し、存在感を見せつける。
また音楽を、これまた初登板となる大島ミチルが担当。
伊福部昭とは違った、新しいゴジラの音楽世界を作り上げた。
大島ミチル版ゴジラのテーマは結構好きだ。
設定が大胆なら、ストーリーもユニーク。
新首都・大阪とか人工ブラックホールとか、荒唐無稽のようにも思えるが、それを払拭するほどの面白味がある。
星由里子の出演も懐かしい。
ゴジラの新しい時代の幕が上がった。
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