劇場公開日 1993年12月11日

「ダメならダメなりの観方がある」ゴジラVSメカゴジラ 星のナターシャnovaさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0ダメならダメなりの観方がある

2021年5月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

幾つか作られてるメカゴジラ物の二番目(1993年)のやつです。

今は武豊騎手の奥様となっている
佐野量子さんの貴重なヒロイン映画であり
一時期ゴジラ映画から封印されていた子供ゴジラが
復活した映画でもあります。

そんな中、メカゴジラの出撃シーンもなかなかカッコ良く
カメラがしたから上がってゆくと
巨大な格納庫に渡された鉄骨の通路越しに
メカゴジラの黄色い目が光る巨大な頭部が現れ
それを二人の整備員が観ていると言うカット!
このカット、あの「パシフィック・リム」のサントラの
ジャケットになってるカットに激似でした。
今作のオマージュでしょうかね??

また、この映画は始まりから怪獣が出てくるのが早い!
人間パートのドラマがお粗末な分(言ってしまった!)
怪獣のシーンは最初の方からサービスしてます。
ラドンもちょっとおいしい役で出てきます。
そのあたりを楽しみにご覧ください!

で、月に8回ほど映画館に通う中途半端な映画好きとしては

もう最初から突っ込みどころ満載過ぎて笑ってしまった!!
うかつに物、拾って来ちゃダメでしょ!
核のゴミ捨て場と言われてる様なところから~
中身も良くわからない生きてる有精卵を
ガラスケースなんかに入れてちゃダメでしょ!

ゴジラを倒すために厳しい訓練をしてるような隊員が
勝手に職場を離れて、
挙句に国際的な研究所にパパラッチみたいに忍び込んで
勝手に写真を撮ってまあまあ~~良いじゃないですかって!

で、最後に「仲間のところに帰るのが一番幸せなのよ!」
って、勝手に卵持ってきたのはお前らだろ!!

あまりにお粗末でちょっと萎えた~~

それでもこの映画
「ゴジラもこの地球の仲間なんです。」
と言う、佐野量子様の一言によって何とか存在意義が
保たれた様に感じました。

ここ数か月の間に特撮ファンの間で評価の高い
平成ガメラシリーズをしっかり観た後では
やはり人間ドラマ部分のお粗末さがもういかんともしがたいけど
まあ、こう言うものを観る事で
いいモノの良さがより解ると言うものですね。

星のナターシャnova