「沖縄が日本に返還されたのは1972年5月15日。」ゴジラ対メカゴジラ kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
沖縄が日本に返還されたのは1972年5月15日。
金城と書いて“かなぐしく”と読む、金城冴子。発見した洞穴の中に、沖縄の古代人が描いた壁画だと確信した冴子。壁画の謎は解けたけど、キングシーサーの置物がわからなくて、東京城北大学の和倉教授を訪ねることになった。敬介と同乗することになった冴子。和倉(小泉博)は彼の叔父だったのだ。一方で、敬介の弟は玉泉洞で見つけた金属片を宮島教授(平田昭彦)に託す。置物を狙う男・柳川(草野大悟)と見守る南原(岸田森)というサスペンスのような展開。
そんな折、富士山が噴火しゴジラが出現するのだが、アンギラスが仲間であるゴジラを攻撃。しかし、アンギラスは口を裂かれて敗退。ゴジラの肩には金属が見えるし、青白い放射能ではなく炎を吐いているゴジラを見て少年ファンは大喜びだったことだろう。一人車を走らせ御殿場に向かう敬介。金属を拾うのだが、それもスペース・チタニウムだと断定する宮島教授。ゴジラを追った彼らはゴジラが2体現れたことに驚く。「アンギラスはゴジラを呼ぶために現れたんだな・・・」。「メカゴジラは多分どこかの惑星人が操っているのだろう」。洞察力も凄い宮島博士であったのもノーベル賞を受賞するほどの頭脳を持っていたからだ!
沖縄に飛んだ宮島博士と娘の郁子、そして正彦は玉泉洞で大宇宙ブラックホール第三惑星の地球征服司令官の黒沼に捕まってしまう。メカゴジラのヘッドコントロールが壊れ、正彦と郁子を人質に取ってそれを直してもらおうという作戦だった。「やっぱり宇宙人だったんだな」と宮島はさすがに頭の回転が速い。
一方、さんふらわあ号で沖縄に向かっていた敬介と冴子。柳川は置物を盗もうと冴子の部屋に侵入。そこへ都合よく現れた敬介が格闘して柳川が猿人顔の第三惑星R1号だったとわかるのだ。デッキでさらに格闘するが、置物を持ったR1号は海へと墜落してしまう。しかし、盗られたのは偽物の置物・・・さすがだ。実は撃ったのは南原だったんだけどね。そして行方不明となっていた宮島博士一行を探しに玉泉洞に入ると銀色の服の男に脅され・・・「誰だ?宇宙人か?」と、こちらも察しがいい。またしてもピンチを救ってくれたのはインターポールの捜査官南原だった。
安豆味城でも第三惑星人が出現。こちらはインターポールの田村が助けてくれた。この襲われた爺さんは本土を恨んでるらしく、ゴジラにやられりゃいいんだと呟いていたが、この一件で会心したようだった。キングシーサーを目覚めさせるのは安豆味王国の継承者那美(ベルベラ・リーン)しかいない。卑怯な第三惑星人は眠ってるシーサーをメカゴジラに攻撃させようとするが、この歌でシーサーが眠りから覚めてメカゴジラと対決。そしてゴジラも復活して沖縄に上陸するのだった。
メカゴジラの攻撃力はとてつもない。両眼から発射される虹色のスペースビームに胸部からはクロスアタックビーム、手の指はフィンガーミサイル、足の指からはハイプレッシャーホーミングが発射されるのだ。雷の特訓でゴジラは全身を磁石の塊にできるようになっていて、空飛ぶメカゴジラを引き寄せる。そしてシーサーとタッグを組んでメカゴジラの首をもぎ取るのだ!赤い三日月、雷を受けて特訓中のゴジラ、さんふらわあ、スカイライン2000GT、見どころは多いがツッコミどころも多い。気になるのはメカゴジラの首がぐるぐる回るのは『エクソシスト』の影響かどうかという点。そして久しぶりに軍隊が登場しないゴジラ作品。沖縄返還直後という配慮があったためだという。
共感ありがとうございます。
久々に劇場で観たい気もしますがこっちではかからないでしょう。
どうして後発のMGは魅力が無いんでしょう?徹底的に・・、その調子だ!とかが理解出来ないからでしょうか。