「ジェットジャガーfeaturing ゴジラ」ゴジラ対メガロ アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
ジェットジャガーfeaturing ゴジラ
ゴジラが完璧に脇役になってるゴジラシリーズ13作目です。これまた公式にナンバリングされてるのが不思議な作品でした。
本作のメインはジェットジャガーです。一応ロボットの割にはロボットらしさが皆無なのですが、あれはきっと「つくも神」に違いない!ほら、長い年月使った道具等に意志が宿るってヤツですよ。そう考えれば空を飛んだり、巨大化できるのも納得いきます・・・って無理かな?
しかし、あの若さで、しかも個人で二足歩行ができ、音声入力も可能なロボットを作った伊吹博士はスゴい!今でこそスマートスピーカーが普及して音声入力も一般的になったものの、当時から全く聞き間違えのない音声入力を作ってるとは天才です。人知を越えている。「超音波を使った場合コンピューターの制御が効かなくなる」・・?天才過ぎて言ってる意味がわかりません。ロボットなら全てコンピューター制御なのでは?
それはさておき、シートピアの人はいったい何がしたかったのでしょうか?メガロをそれなりに暴れさせたから満足したのかな?何よりあのファッションにおののきました。深海って太陽の光届かないからメッチャ寒いはずなのに何故あんな薄着?人工太陽で暖かいのでしょうか?あ、深海だときっと布の原料も手に入りにくいだろうから、人工太陽を温度高めに設定して薄着でいられるようにしてるのかも?そういえば空気はどうやってんの?深海で日光届かなかったら植物あっても光合成できないよ?謎だ。
メガロ自体も海底人なのに何故セミ?っと不思議なのですが、よくよく考えると魚モチーフの怪獣だったらエラ呼吸なんで地上破壊できないんですよね。もし、地上破壊を視野に入れて怪獣買ってたとしたらシートピアさん最初っから攻める気満々です。
ハンター星雲人と通信していたのも不思議です。水は電波を通さないのにどうやって深海から宇宙とコンタクト取ってたのでしょうか?300万年前というアウストラロピテクスの時代から海底にいたんで人知の及ばない科学を持っているのかも。
何だかんだでけっこう粗い脚本だったりしますが、ゴジラの水平ミサイルドロップキックを見るためだけでも、この作品を観る価値はあるかなっと思いました。ゴジラさん、技多才やな!