怪獣大戦争のレビュー・感想・評価
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戦意高揚
映画だと割り切って観たいのですが、大戦争マーチと殺人音波にどうしても拳を突き上げてしまいますね。
この後X星人たちはどうなったのか、乱暴な音波照射機で武装した富士&グレンに率いられた部隊に、制圧されてしまったのだろうか? 沢山の水野久美たちは? これじゃあミステリアンと同じじゃないか!!
もっと、面白かった本編について書きたいんですが、こんな物騒な時代「ついてぇねえや」。
ゴジラのシェー
ゴジラがおまけみたいな映画でした。
キングギドラもすごく勿体無い使われ方で
X星人とのやりとりに終始してて全く面白くない…
見どころとしてはゴジラのシェーだと思うのだけど、
子ども映画にしては内容が渋く
今後ゴジラ映画がどこに向かって行くのかとても不安に
なります。
0008 ゴジラ宇宙へ行く
1965年公開
オープニングは自衛隊マーチ転じて「怪獣大戦争」マーチ
東宝マークが被さっている最初の旋律は高揚感最高である。
X星人とやらがキングギドラが暴れて困る、対策に
ゴジラとラドンを貸してほしい、で、どこにおんねん?
まあゴジラが明神湖におるのはわからんでもないが
ラドンが鷲が岳に潜んでいるのは無理じゃね?ただこの
山を崩して引っ張り出すシーンは流石特撮!
X星に着いて無理くりキングギドラと闘わさせられる二匹。
宇宙空間でどうやってゴジラは息するの?
ラドンは空気のない中どうやって空飛ぶの?
結局キングギドラも手下だということがわかって
地球が地球が大ピンチ♪
しかし伊福部マーチにのってX星人に反撃だ!
「統制官殺人音波が~」「馬鹿我々がまけるはずがない}
地球人丸出しのリアクションで自滅するX星人。
最後はコントロールが外れた3匹が 戦い、本作も
キングギドラが逃げて行って終わる。
X星人が前面に出過ぎたため三大怪獣の脅威が幾分
薄められてしまったのは残念
それとシェーッと原田のフットワークは止めてくれ。
80点
「キングギドラ対ゴジラ」という作品が
児童書にのっていた。混乱する小学六年生。
チャンピオンまつりはリバイバルとしては最高の仕組み
だったが改名する必要はあったんかいな?
ゴジラ、宇宙に行く
昭和ゴジラシリーズ6作目
タイトルロゴから最高にカッコいいお馴染みの自衛隊音楽で始まり、シリーズで初めて宇宙人(X星人)が絡んでくるSF作品
UFOやロケット、地球侵略などSF要素てんこ盛り
それで予算を使い果たしたのか、ゴジラたち怪獣の影は薄め
そもそも怪獣大戦争と言いながら前作より出てくる怪獣減ってるじゃん!!
良いとこを上げるとすれば、主人公のバディのグレンはハードボイルドでキャラ立ちしててなんか良い
X星人も現代で見るとコントにしか見えないが、後のファイナルウォーズに影響を与えた…はず(サングラスみたいなやつ)
あと、X星に取り残されるゴジラとラドンがなんかかわいい
ストーリー:☆☆★★★
怪獣・特撮:☆★★★★
俳優の演技:☆☆☆★★
音楽 :☆☆☆★★
「前作三大怪獣地球最大の決戦から東宝正月映画の定位置ゴジラシリーズとなった2作目」
独自採点(75):東宝の二大特撮看板である「怪獣映画」「空想科学映画」の融合、名曲「怪獣大戦争マーチ」流れるオープニングは印象的(因みにこのマーチ主旋律は1959年宇宙大戦争マーチ=演奏自衛隊音楽隊と主旋律は同じで宇宙の方は途中で転調し別の旋律が入りまた主旋律に戻る、主題はワーグナーのライトモチーフ)。
制作田中友幸、監督本多猪四郎、特技監督円谷英二、音楽伊福部昭
通称:大戦争ゴジ・登場怪獣:キングギドラ・ラドン・防衛:地球防衛軍(ノンクレジット)兵器に自衛隊の記載はないが東宝データベースに自衛隊員役としての記載あり「移動司令部」・昭和40年12月19日公開・94分・上陸地(宇宙船で富士裾野)・破壊地(富士裾野)・特撮爆破炎上破壊規模B(炎上少)
1966年のウルトラQ第一次怪獣ブーム前、怪獣熱が盛り上がっている中怪獣ゴジラが宇宙へ行く、SFと怪獣の夢のような組み合わせだったと思う。洋画の輸入自由化が全面解禁され東宝も日米合作路線を意識、洋画のスパイアクション007などを取り入れながら近未来SF要素満点な作品に。
地球での対戦は富士裾野の原野・市街地をX星人に操られたゴジラ ・ラドンが破壊するが、大胆な合成シーンが試されたシーンの多くはその後の特撮映画に与えた影響は少なくない。当時としては宇宙を飛ぶ宇宙船の操演など興味深い特撮シーンも見ものだし、なと言ってもゴジラのシェーはまるで重力が少なくった宇宙にいる様な軽快さ、そして湖の円盤は下側1/3は実物大で上側はマット合成今見ても上部が絵だとは区別できないクオリティ。X星人の水野久美が同時に映像に映るのもよくできている。ただ、予算節約の為本作以降過去作の流用が多用されるようになったのはやはり残念(『空の大怪獣 ラドン』『モスラ』『三大怪獣 地球最大の決戦』『地球防衛軍』の映像が流用)。
ラストはめちゃくちゃフットワーク軽いゴジラ・ラドン共闘でキングギドラを撃退する。
ゴジラスーツは新造、眼球はリモコンで動く様になっていてスーツの進化を感じられる。ゴジラ登場は明神湖から出現(2尺ゴジラ)ラストキングギドラと海に落下するようにみえて水没していない。
陸上兵器は富士山麓で交戦する。観客動員378万人。1971年東宝チャンピオン祭り(74分)で再映。
時代:「フランケンシュタイン対バラゴン・怪獣大戦争」(封切料金¥350※実勢価格約半額)ガチャガチャがアメリカから輸入され駄菓子屋の人気に、松屋屋上で初のゴジラの実演ショー中島春雄本人がゴジラを演じた、佐藤栄作が首相太平洋戦争後総理大臣として初めて沖縄県訪問(当時はまだ返還前)。名神高速道路が全線(小牧-西宮間)開通、第三京浜道路開通都内の一般幹線道路の平均速度22km/h、淀橋浄水場が東村山浄水場へ機能を移転廃止。オロナミンCドリンク発売、資生堂が「サンオイル」を発売、おばQ放送
いざなぎ景気・3C時代(車、カラーテレビ、クーラー)・プロレス中継が視聴率51.2%に・日本初のカラーテレビアニメ「ジャングル大帝」放送開始・エレキギターブーム・大学生100万人突破・米軍、北ベトナムへの爆撃開始
<ファッション>
モンキー族・スラックス流行・VANルック、JUNルック
アイビールック(アメリカ東部の名門大学をイメージしたファッション)
<ヒット商品>
ジャルパック・アイスノン・スーパーボール
<流行語>
アイビールック・ブルーフィルム(セックスシーンを写した映画)・フィーリング (感じ、気分という意味でつかわれる言葉)
<音楽>
「君といつまでも」加山雄三
「愛して愛して愛しちゃったのよ」田代美代子&和田弘とマヒナスターズ
「二人の世界」石原裕次郎
「女ひとり」デューク・エイセス
映画・演劇
「赤ひげ」監督:黒澤明
「007/ゴールドフィンガー」監督:ガイ・ハミルトン
「マイ・フェア・レディ」監督:ジョージ・キーカー
「サウンド・オブ・ミュージック」監督:バート・ワイズ
テレビ・CM
『ジャングル大帝』
『11PM』放送開始
SF
「時をかける少女」中学三年生コースで連載開始
ゴジラシリーズ第6弾
2022年8月21日
映画 #怪獣大戦争 (1965年)鑑賞
東宝の二大特撮看板である「怪獣映画」と「空想科学映画」を融合させた作品
準主役の #ニック・アダムス さん初めて見ました
アカデミー賞にもノミネートされ、#ジェームズ・ディーン や #エルビス・プレスリー が大の親友
そして #水野久美 に求婚
ほとんどが地球人と宇宙人の話。怪獣チョロ。
引っ張る引っ張る。
意外と怪獣出てこない。
ゴジラはお笑い担当。シェ~!!
もう少し怪獣出して欲しいなぁ~。不満。
だが昔の作品じゃけど、宇宙人の要塞とか格好も頑張ってる。
波川女史濃くて綺麗じゃった。
特撮は素晴らしいが、宇宙人の造型は笑える。 外国人俳優が目新しい。...
特撮は素晴らしいが、宇宙人の造型は笑える。
外国人俳優が目新しい。とても日本語喋ってるようには見えないが(笑)
宝田明の妹役がなかなか可愛い。ウルトラシリーズヒロインに欲しかった。
人間対宇宙人の構図は良かった。本作では怪獣は付け足しに過ぎない。シェーするゴジラもどこかおぼこくミニラのようだった。
怪獣世代は結構楽しめると思います。
昭和ゴジラのアイドル宣言
冬休みのお子ちゃま向けサービスでしょうがBSでやっていたのでまた観てしまいました。
ゴジラも前作「三大怪獣 地球最大の決戦」あたりから地球を護る側に舵を切り、昨日の敵は今日の友、助け合いがテーマになったわけですが、本作も続編ぽく宇宙怪獣ギドラとの因縁のリターンマッチを翌年の正月興行にぶつけてきたわけです。流行の宇宙と怪獣ものの合体企画、確かに見せ場はありますが話のメインはX星人の地球侵略。今回の子供たちへの教訓は「甘い話には気を付けましょう」ということでしょう。
ゴジラとラドンの宇宙輸送とは斬新ですが、なんですぐペテンだとばらすのにわざわざX星まで輸送して地球攻撃用にすぐ戻す手間の必然性がわかりません。コントローラーを埋め込む手術シーンとか一工夫欲しかった。
円谷さんがゴジラにシェーをさせたとか、最早、水爆怪獣の趣の深さもかなぐり捨ててアイドル路線まっしぐら宣言でした。
X星人は音が弱点というのは「砂の惑星」の音声念力銃がヒントかもしれませんね、「ゴジラ FINAL WARS」ではX星人の方が超音波を武器にしていて笑えました。
水野久美さんはX星人でも善い人でした、敵を一律悪人にしなかった配慮は見事ですがX星人の女性が皆同じ顔というのは何故?、外見に騙されるなという深い意味まで入れてるのでしょうかね。
撮影中、ニック・アダムスは本気で水野さんを口説いたそうですが、その割には劇中で彼女が死んでもあまり悲しそうではありませんでした、きっと振られたからかもしれませんね。
まあ、おじさんが見るところは下世話でしたね、突っ込みどころ満載ですが昭和ゴジラの分岐点の怪作、みなさん観ていることでしょう。
東宝特撮は既にピークを超えてしまった感は拭えない
東宝特撮映画には3つの路線がある
一つは1954年のゴジラに始まる怪獣映画路線
二つ目は1954年の透明人間に始まる怪人映画路線
三つ目は1957年の地球防衛軍に始まるSF映画路線
本作はこの怪獣映画とSF映画の路線を統合したものといえる
もっというと無理に繋げれば、本作を含めて下記の四作品が一つの物語ではないだろうか?
その物語を時系列に並べると
地球防衛軍
三大怪獣 地球最大の決戦
怪獣大戦争
宇宙大戦争
ミステリアン、X星人、ナタール星人は実は同一勢力だったとみなすと繋がるわけだ
地球に前進基地を置き直接侵攻を意図したミステリアンの敗退を受け、X星人は地球の荒廃を覚悟の上でキングギドラを持って地球侵攻の先兵としたが地球の三大怪獣によってまたも敗退した
そこでその敗因であった三大怪獣の内、特にゴジラとラドンを味方に引き入れる策略で再度キングギドラを地球侵攻に差し向けるといのが本作だ
モスラを引き入れなかったのは、インファント島の小人双子姉妹のテレパシーの方が電磁波よりも優勢と判断して、遠隔操作に不安があったのだろう
本作によって地球侵略は三度敗退した
ラストシーンで地球側はX星への反攻を意図して調査と称する偵察を命じている
宇宙大戦争は、地球側の反攻に先んじたナタール星人の全面的な地球直接侵攻を描いている
このような大河物語だったのではないだろうか?
オタク心を震わせるではないか
小松崎茂によるレトロなロケット、円盤、Aサイクル光線車などもそのレトロさを楽しめるれば至福の映像だ
伊福部昭のタイトルバックの軽快なマーチは彼の名曲の中でも特に白眉の名曲中の名曲
X星人のコスチュームビジュアルは素晴らしいものでスタイリッシュで強い印象を与える
特撮は良く言えば円熟、悪く言えばマンネリ
過去作品の使い回し映像まで使っている
東宝特撮は既にピークを超えてしまった感は拭えない
ここからどの方向に東宝特撮は進んでいくのか?
そして本作の翌年1966年7月からテレビでウルトラマンが始まることになるのだ
なかなか面白いですよ
ゴジラが「シェー」します。石を投げたり蹴り上げたり、尻尾振りながら嬉しそうに民家を踏み潰したり、悪友ラドンとは仲良し、昭和ゴジラは茶目っ気があってかわいい。ゴジラが巨大な猫にしか見えませんよwww。
映像や設定に関して言えばツッコミどころたくさんあるんだけど(そこがまた面白いんだけどね。どれだけ面白いツッコミができるかwww)、先日観たキングオブモンスターズに比べたら、役者・脚本・編集は、本作の方がまともだと思う。まぁ90分そこそこで終わってるところが良いのかもしれない。
ゴジラとラドンを貸してほしい・・・
地球連合宇宙局。宇宙時23時59分・・・そんなのあるのか。木星の第13衛星X星。無事着陸したのもつかの間、富士が戻ると宇宙船P1号もグレンも地下のX星人本部に保護されていたのだ。怪物ゼロ=キングギドラ。怪物01=ゴジラ、怪物02=ラドンを貸してほしい。見返りはガンの特効薬!いったん地球に帰る二人。ゴジラは明神湖、ラドンは鷲ヶ沢にいるよなどとX星人は地球のことに何かと詳しい。
レディガードを発明した鳥居哲男(久保明)は契約を催促するため世界教育社に乗り込む。恋人ハルノの兄は宇宙パイロットの富士。教育社の波川女史(水野久美)がいない・・・。なんと波川とグレンが恋人だった。
明神湖に先回りしていたX星人は円盤でゴジラ、ラドンを運ぶと言う。なぜだか野次馬たちも「X星人だ」と叫ぶ(彼らのことを知ってたのね)。
ゴジラもラドンも厄介者だから、借りるんじゃなくて持ってけ~と言いたくなる展開。友好のために富士、グレン、桜井博士を使節団として連れて行かなくても・・・。水(酸化水素)が黄金よりも貴重なX星。ゴジラとラドンの岩石投げによってキングギドラを撃退。シェーポーズの連発するゴジラがとてもかわいい。
富士とグレンはX星人の基地内を勝手に探索。黄金がいっぱい、女性がみな波川。許してくれたし、がん特効薬のデータもくれたX星人。そしてゴジラ、ラドンはX星においてけぼり。めでたしめでたし。
となるところが、ガンの特効薬が入ったデータを持ち帰ってみると、地球はX星の植民地となるという統制官の録音が!世界各国で暴動が起きる。そんな最悪の状況下なのに、グレンは波川に地球人になって結婚しようとか呑気なことを言う。さらに、アメリカにキングギドラが現れた。キングギドラは元々X星人が電磁波でコントロールしたものだった。ゴジラ、ラドンも同じように電磁波でコントロールするとかどうとか。
ゴジラは町を破壊するときには放射能を吐くが、他の怪獣と戦うときには吐かない。キングギドラの怪音がレディガードの不協和音と似ているなど、ツッコミどころは満載ながらも途中の急展開には驚かされる。また、ゴジラが善玉寄りに扱われた最初の作品でもあり、子供に人気が出てきたのもこの頃。怪獣の貸し借りもこの作品からか・・・
殺人音波がぁ!
タイトルの割には怪獣の出番が少ない6作目。ストーリーはSF色が強かったのですが、当時の円盤や宇宙船がいかにもな感じで面白かったです。65年公開ってアポロが月に行く前だ!
しかし、富士さんX星に着くなり銃持って外に出てたのは何故でしょう?生物がいるかどうかもわからない状態でなのに交戦する気満々ですね。X星人からの申し出を話あってるシーンで「医学代表」の隣が「婦人代表」だったのがジワジワきました。「婦人代表」って何処を代表していたのでしょうか?等々個人的には小ネタが楽しめました。
X星人のサングラス、よく見るとスリットが入ってて目が見えてるんですよね。サングラスの意味ないじゃん!そう言えば何故地球を侵略しに来たんでしたっけ?水が貴重って話はしてましたが、侵略の理由って話してました?見逃しただけかな?あの宇宙船も造形は好きなのですが、音波で壊れてしまうのは不思議でした。X星人が弱い音があるのはまだ分かります。しかし、同じ音波で宇宙船も壊れるように設計しなくても良いのではなかろうかと思うんですよね。謎だ。
ゴジラやラドンが街を遠慮なくガンガン破壊していくシーンは良かったですね。富士山が近くに見えたので、あれは富士宮辺りでしょうか?逃げ惑う人々の背後の昭和な風景になんだか和みます。キングギドラは相変わらず微妙でしたね。強そうな見た目に反してだいたい弱いのはデフォルトなのでしょうか?
と、なんだかんだとツッコミながらもレトロなSFを楽しむ事ができました。最新にアップデートされた怪獣もいいですが、怪獣が一番似合うのはこういう時代なんだなぁ。
もう充分
子供の頃は、特撮もこのレベルでワクワクしたが、
平成も終わろうとしている今の時代では、全く楽しめない。
ゴジラ作品で見直してもいいと思えるのは、
おそらく1984年以降の分だろう。
今回でこの作品は、もういい。二度と観ることはない。
ゴジラ、宇宙で「シェー!」をする。
ゴジラシリーズ第6作。
DVDで5回目の鑑賞。
怪獣王ゴジラ、ついに宇宙へ進出!
初の宇宙でやったこととは…シェー!
いやぁ、まさかよ…www
当時の流行りとは云え、いやはやなんとも…www
ここからシリーズの転落が始まった…のかも。
X星人登場! ゴジラシリーズ初の侵略宇宙人だ!!
全員が横長で細身のサングラスを掛け、独特なユニフォームを着用。動きがカクカクしていて異星人感すごい。何より統制官役の土屋嘉男がめちゃくちゃ上手い! 宇宙人役をやらせたら右に出る者はいないのではないでしょうか?
彼らは電子計算機の指示通りに全ての行動を決定すると云う徹底した管理社会を築いていました。A.I.による管理社会の問題を先取りしていたんですなぁ…。
地球に友好的な雰囲気を醸し出しながら、ゴジラ、ラドン、キングギドラをまんまとその手中に収め、地球植民地化宣言をして来るのですから、演技達者で憎たらしい限りでした。
宇宙飛行士のグレン(ニック・アダムス)と、X星人女性・波川(水野久美)の悲恋が切なくて辛い。電子計算機の指示に従わず、愛に従って生きようとした波川。その姿は人間にとって最も尊い行いではないかなと思いました。
でも正直なところ、大人になってから観ると、ふたりの関係性の掘り下げが足りないなぁ、と…。それをすると趣旨が変わってしまうと云うことは重々承知してはいるのですが…。
ゴジラ、ラドン、キングギドラが暴れまわるシーンにもちろんたぎりましたが、何故か地方都市を中心とした破壊行動なのでかなりの物足りなさが…。地球侵略なんだから思い切り大都市攻撃したらよろしいやん(笑)。
新兵器"Aサイクル光線車"を使ったX星人撃滅作戦は、伊福部昭の勇壮な「怪獣大戦争マーチ」も相まって、屈指の胸熱名シーンに仕上がっておりました!
やられっぱなしだった人類渾身の猛攻! 音楽に合わせた巧みな編集が興奮を煽り、「未来に向かって脱出する…」と呟いて自爆したX星人の末路に不思議な余韻が…
人類によるX星人退治がメインなので怪獣対決はほんの数分しか無い。しかし、互いの英知を結集した大戦争は、今も色褪せない観応えがあるなと改めて思いました。
※追記(2020/12/19)
公開55周年と云うことで、勝手に記念鑑賞しました。
※鑑賞記録
2020/04/16:Amazon Prime Video
2020/12/19:Netflix
2021/12/31:4Kデジタルリマスター版(日本映画専門チャンネル)
X星人のスタイル、コスチュームセンスが凄すぎる インパクトがありす...
X星人のスタイル、コスチュームセンスが凄すぎる
インパクトがありすぎる。
地球人に解らぬ様にX星人の言語まであって作っていてびっくり
タイトル程に怪獣の見せ場はないから、当時の子どもたちには少し大人なセンス(笑)を味わったんだろうと思う。
ただ物語上、ゴジラとラドンをかっさらって、地球侵略は良いけどゴジラを操れるならギドラも操れるって誰も思い付かないのが良い所。
X星人の交渉材料にガンの特効薬があったり、当時としては現実的提案な気もする。
まぁ外来種連れ出したらアカンとは思うし、環境が合わず、ゴジラとラドンがひっくり返ったら笑えないけど。
そこはご都合で適応しちゃう怪獣たち。
地球の重力の1/3とやらで軽々浮かび上がるゴジラがシェーポーズを取るなど流行りを取り入れる柔軟性に少々呆れる。
全22件中、1~20件目を表示