劇場公開日 2014年6月7日

「科学の進歩と人類の幸福は必ずしも比例しない。」ゴジラ(1954) ちゆうさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0科学の進歩と人類の幸福は必ずしも比例しない。

2020年5月2日
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この映画の時代背景は戦後9年。
今は2020年で東日本大震災から9年。
9年前ってのはいい歳した大人ならばつい昨日のことである。
核に殺られた被害国にとってビキニ環礁の被爆事件は、あの悪夢の再現に怯えるに余りある出来事だったろう。
黒澤明の生きものの記録も同じ時代に作られたし、日本人にとって核はとてもセンシティブな題材である。
科学の進歩は人類の幸福と比例しなければならないのに・・
人間は何故、科学という道具を持ってして権力を持ちたがるのか?
他より優位に立ち、己を誇示したがるのか?
相手をたてる、協働することは難しいのか?
メンツがそんなに大事なのか?
何が人間にとって最善なのか、コロナに侵食された今、権力者に問いたい。

ちゆう
かせさんさんのコメント
2024年5月5日

道具は使い方次第で善にも悪にもなる、その善悪とは使う人間の善悪なのだという警鐘は、忘れてはいけない物なのでしょう。

かせさん