帰って来た極道

劇場公開日:

解説

シナリオは「極道」を共同執筆した鳥居元宏と松本功があたり監督も同じく山下耕作。“極道”シリーズ第二作。撮影は「日本侠客伝 絶縁状」のわし尾元也。

1968年製作/93分/日本
原題または英題:Return of the Outlaw
配給:東映
劇場公開日:1968年6月28日

ストーリー

破天荒な暴れん坊島村は再び刑務所に戻って来た。刑務所では、ハイカラ政とその部下のゼロセンが勢力を握っていた。日頃二人に痛めつけられていたジョージ、ソロバン、金庫らが、島村の到来を喜んだのも無理はない。島村と政の争う日が、それからすぐ訪れた。だが懲罰を受けたのは島村だった。不公平な裁きに怒った島村は、金庫に命じ看守仁丹と政の関係を握る書類を盗ませた。はたせるかなその書類は、彼らが組んで物資横流しをしている事実を明らかにした。政とゼロセンは島村の暗殺にかかったが、島村の敵ではなかった。だが島村は二人の行為を公にせず、その罪を許した。それから数ヵ月後、島村は出所した。しかし、彼を迎えたのは、昔の天野屋一家ではなく、天誠会傘下の藤岡組が支配する街だった。早速持ち前の強引さでストリップ劇場を乗っ取った島村は、自分をしたって来た政らを統括し、勢力を伸ばしはじめた。その頃、香港へ行っていたみね子も噂をきいて帰って来た。飛ぶ鳥を落すような勢いを持つ島村。だが藤岡組が、黙っているはずはなかった。藤岡は殺し屋を雇って島村を襲わせた。島村は軽傷を負っただけだったが、子分の照男は親分の仇と藤岡を殺してしまった。その頃、島村芸能社企画の歌謡ショーの準備は着々と進んでいた。しかし、天誠会の妨害も日増しに激しくなった。島村の女道子が射殺され、子分の流しが、時限爆弾で殺された。また音楽会場では、殺し屋の銃弾を受けて修が死んだ。忍耐のつきた島村は襲撃装備に怒りを燃やし、命知らずの部下を従え、天誠会に乗り込んだ。機関銃、バズーカ砲、カービン銃の大射撃戦。天誠会幹部は島村の前に次々と倒れていった。

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