コータローまかりとおる!のレビュー・感想・評価
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原作の大ファン。さすがに時代を感じるがJACのアクションはさすが。...
原作の大ファン。さすがに時代を感じるがJACのアクションはさすが。ファンの贔屓目は否定出来ないが(苦笑)原作の『コータローまかりとおる』は何度読み返しても面白い漫画の一つだから。ちなみにWikipediaの情報が正しければ白バラこと吉岡達也は映画版オリジナルのキャラクターだったが原作にもラスボス
正直見ているのがつらい
マンガの印象が強く、映画化された時にさんざん悩んだ末見にいって「裏切られた」と思った一本。原作ファンの人にとっては許せないレベルかもしれない。
主演の黒崎輝さんは、当時人気絶頂のアイドル期で、JAC所属の2番手くらいの位置には香盤をあげ、定期的にJACが絡んだ映画が公開されていよいよ主演を務めるみたいな流れだったと記憶しています。
長髪がトレードマークの主人公を演じるにあたって、当然かつらを着用することになるのですが、それが似合ってない印象が強かった。映画オリジナルのキャラクターを登場させ、それが途中で女に変身するというトンデモ設定で、真田広之が志穂美悦子に変身するどんでん返しが、見ていてつらかった。あ、逆だったかも。。。
2018.6.21
素晴らしき哉、パンチラ魂!
徹底的に若い女の子のパンチラにこだわる、鈴木則文の素晴らしき映画愛に感動すら覚える。
公開当時は興味が無くスルーしていた本作品だが、観終わって「何故当時に観ていなかったのか〜」と反省する事しきり。
いきなり斉藤ゆう子が出現し、懐かしさに酔う。
その後も若かりし頃の真田広之:伊原剛志:山口良一:志穂美悦子等が次々と登場。果ては千葉真一までも登場しては感涙に咽ぶ。
オープニングでのミュージカル調の場面からして既に“ぶっ飛んでいる“のだが、『トラック野郎』シリーズでお馴染みの“すっとぼけた“追っかけ&喧嘩の場面では【相変わらず】の鈴木則文調に安心&苦笑する事しきり。
思わず「やってる!やってる!」と、ニコニコしてしまう。
主役は芸能界を直ぐに引退してしまった様ですが。百人組み手の場面では、あのタランティーノが『キル・ビル』を撮る際に、千葉真一と同様にわざわざ出演を願った様に、『キル・ビル』での影響力を確かに伺わせる。
他にも、志穂美悦子が花を切り散らす場面等は。鈴木則文監督自身が過去に撮った『猪鹿お蝶』での花札を舞い散らす名場面でも有り、観ていて感慨深いものが有りました。
途中で『カリオストロの城』にオマージュを捧げるが如く、かなりの部分を模倣。作品の骨格をかなり逸脱するが。「だからどうだってんだ!」ってばかりに、最後まで一気に駆け抜ける。
その間に首尾一貫して貫くのは【若い女の子のパンチラ】なのだから…。これはもう脱帽有るのみなのだ。
(2015年7月22日/国立近代美術館フイルムセンター大ホール)
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