「朧と不安」GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 チャーリーさんの映画レビュー(感想・評価)
朧と不安
漫画は昔から持っていて、よく読んでいたんですけど、映画で観たのは今回が初めてでした。これが一時代を作り、その後の作品に影響を与え続けているというのは、すごく納得できる出来でしたね。
なにせ醸し出す不安感が半端ないです。音楽もそうだし、頭上に覆いかぶさるようなジェット機の影もそうですけど、情報社会の自由さに相対するような圧迫感が常に映画の中にあります。この雰囲気は、確かに魅了されますね。
記憶という朧でしか自分を自分たらしむことのできない私たちの不安がテーマです。最後の素子に希望を見るのか、はたまた無限の閉塞感を見るのか、その辺は今後、自分の感じたものを探っていきたいと思います。自分の中にダイブだっ!
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