「毎回、見る事に気になる台詞が変わる」GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 ゆうすいさんの映画レビュー(感想・評価)
毎回、見る事に気になる台詞が変わる
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この作品を見たのは3回目でしょうか。
今回気になったのは、素子の台詞の中で、
自分が自分であるための必要な物、の話の中で出た
「私という意識そのものを生み出し、そして同時に、私をある限界に制約し続ける。」
そして人形使いとのやり取りの中でも
素子は、人形使いと融合した後、自分が自分で居られるか尋ねるのですが、
人形使いは、それは変わると答えてました。
ただ、制約から抜け出せるとも答えてました。
ここは、今迄、自分として認識してた肉体を捨てる意味もあるのでしょうが、
自我、というか、
普通、人は自身がどうゆう人格か自分で認識していて、それによって、行動選択をすると思うのですが、
それがある為に、行動の幅が狭められる。
自分への認識を捨てる事によって、
つまり誰にでもなれて、様々な選択肢が増えるという事なのかな、、と思っています。
こうゆうお話があって、
犬が仔犬の頃から、ずっと首輪と鎖で地面の杭に繋がられている。一度も外された事はなく、鎖の長さ以上は引っ張られて行動範囲は取れない。
だから、自然と鎖の長さ迄しか動かない。
もし、その首輪や鎖を外してあげても、
自由になった事が分からず、ずっと鎖の長さでしか行動しないそうです。
それに似た話なのかなと。
自由に動けるようになった素子は、ある意味、神に近い存在になるのでしょうか、、
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