続・高校三年生
劇場公開日:1964年8月22日
解説
森本吉彦の原案を「君たちがいて僕がいた」の池田一朗がシナリオ化「殺られる前に殺れ」の弓削太郎が監督した青春もの。撮影は「獣の戯れ」の宗川信夫。
1964年製作/80分/日本
配給:大映
劇場公開日:1964年8月22日
ストーリー
高校三年生、それは喜こびと同時に、苦悩にみちた時代でもある。東京の下町晴海高校でも、溌剌とした話題が渦まいている。今日からこの学校に転校して来た高津明子も朗らかなスポーツガールだ。歴史の時間、面白くもない授業にうんざりした明子は、成績ナンバーワンの早川孝が「ちっとも面白くないです」と返事をしたのを、心で拍手した。孝の父善平は、工員であったが、妻の遺言通り、孝を大学にあげて、エンジニアにしようと誓っていた。そんな父の気持を知った孝は、自分が色弱であることを父に話せず悩んでいた。弟の信次は、勉強はからきし駄目で、彼の理想は、船田朗のような優秀な工員になることであった。事情を聞いた船田、明子、俊子、夏子の説得で、信次は、しぶしぶ大学に行くことを承知した。こんな明るい明子達にも悩みがあった。明子は見栄っぱりの母親に手を焼き、夏子は漫画家の父の奇行に悩やまされ、俊子は、ふしだらなバー勤めの母を持っていた。やがて待望の夏休みがやって来た。明子のグループは、海へと出かけた。だが、海辺で明子が孝の肩に乗って騎馬戦に興じているさまがあるカメラマンに写され、雑誌社に送られた。派手にあつかわれたグラビア写真を見た照子は、工員の子供との交際は一切ならぬと宣言した。人権侵害を主張した明子はハンストに突入した。だが俊子、夏子、船田らの協力で、明子らの明るさと健康な生活を理解した照子は、ようやく二人の仲を許した。その頃信次は努力のかいあって、クラスで六番となった。いきさつを聞いた善平は「信次を工科へ、孝を文科へ進学させよう」と快よく許した。こんな仲良しグループも、明子が父の転勤で東京に行くこととなって、ピンチに立った。だが来年、また東京で再会することを約した仲間の顔は、喜びに輝いていた。
スタッフ・キャスト
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高津明子姿美千子
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高津裕之松村達雄
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高津照子村田知栄子
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早川孝倉石功
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早川善平内田朝雄
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早川信次佐藤正三郎
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船田朗舟木一夫
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花井俊子東京子
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花井康子根岸明美
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野呂夏子渚まゆみ
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村山哲夫成田三樹夫
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大木先生滝田裕介
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津田教頭北城寿太郎
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脇田先生早川雄三
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山中工藤堅太郎
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木村吉葉千郎
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塩田夫人目黒幸子
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ユミ田中三津子
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ミチ十和田翠
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会社員A石黒三郎
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会社員B松山新一
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会社員C穂積明
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会社員D荒木康夫
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大学生A螢雪太朗
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大学生B南堂正樹
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大学生C佐藤八郎
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主人A竹内哲郎
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主人B武江義雄
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主人C志保京助
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おかみさんA岡崎夏子
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おかみさんB松村若代
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おかみさんC日高加月枝
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ポンコツ屋の主人此木透
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工員A井上大吾
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男生徒A堺正章
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男生徒B加波義三
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バッター志麻貴彦
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ピッチャー稲垣敏彦
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コロムビア・ローズコロムビア・ローズ